ヤマハから吹き抜けや勾配天井にイケるスピーカー

ヤマハのペンダント型スピーカー「VXHシリーズ」8月発売

水平方向の音場「サラウンド」から、ドルビーアトモスなど上下方向も加えた立体音場が主流となっています。とはいえ、天井に穴を開けてスピーカーを埋め込むのは新築や改築でもないかぎり難しいのも事実。

 

ここでご紹介するのは、ヤマハの商業施設向けのスピーカー。天井への吊り下げ設置に最適なペンダント型スピーカー「VXHシリーズ」で、8月に発売されることがアナウンスされました。

 

意外にニーズがある!埋め込みよりペンダントスピーカー

リビングでのホームシアターは、居住空間に心地よい音楽再生とインテリア性を調和させたいもの。とはいえ、こうしたペンダント型スピーカーといえば、Gallo Acousticsの製品ぐらいしかありませんでした。

このVXHシリーズは、最近LS5000やLS3000、ユニット開発にも力を入れているヤマハの同軸2ウェイで、1本55,000円(税込)〜と、買えなくもないお値段。とはいえ、ユニットサイズと公称指向角度の異なる「VXH6B/W」が16cmコーン型+2.5cmドーム型、「VXH8B/Wが20cmコーン型+2.5cmドーム型と、結構な大きさです。

 

一般の家庭にはちょっと現実的ではありませんが、先日3年ぶりに開催されたオーディオの祭典「OTOTEN2022」でお披露目されたNS-2000Aのように、自社開発のユニットは業務用、家庭用区別なく活用しているようなので、家庭用にもこうしたモデルが登場してくるかも。吹き抜けや勾配天井のリビングは意外とありますから。