気仙沼の民宿で紡がれた「想い」を描くドキュメンタリー『ただいま、つなかん』公開決定!

ドキュメンタリー『ただいま、つなかん』予告編

3.11からコロナ禍に至る宮城・気仙沼にある民宿で紡がれた「絆」とその先を捉えたドキュメンタリー『ただいま、つなかん』が来年2023年2月24日に仙台、25日に東京を皮切りに全国で公開されることが決定。あわせて予告編が公開されました。

公開された予告編は、語りの俳優・渡辺謙さんの温かな声とともに、唐桑半島鮪立湾の風景から始まります。

 

東日本大震災で被災した自宅を開放したことで生まれたボランティアたちとの触れ合い、その自宅を民宿にした女将・一代さんの思い、移住し地域を担っていく若者たちの逞しい姿、復興の兆しが見えながらも次々と訪れる海難事故やコロナ禍などの困難...。

 

そのなかで、ともに歩んだ年月と、それを支えてきた“相手を想う気持ち”などが、岡本優子の音楽による柔らかなピアノの音色にのせ120秒に凝縮されています。

 

後半にはコピーライターの糸井重里、サンドウィッチマンの伊達みきおも登場しています。

3.11 からコロナ禍までこころを紡ぐ民宿「つなかん」の物語

本作品は、宮城県気仙沼市唐桑半島鮪立(しびたち)の美しい入江を見下ろす高台に建つ民宿「唐桑御殿 つなかん」をめぐるドキュメンタリー。

 

100年続く牡蠣の養殖業を営む菅野和享と一代夫妻は、東日本大震災当時、津波により浸水した自宅を補修し、学生ボランティアの拠点として開放、半年間で延べ500人を受け入れてきました。

 

若者たちに「つなかん」と呼ばれたその場所は、夫妻の「皆がいつでも帰ってこられるように」との思いから2013年の秋に民宿に生まれ変わります。

 

女将となった一代さんは、自慢の牡蠣やワカメを振る舞い、土地の魅力を自ら発信。そんな「つなかん」に引き寄せられるかのように、次々とこの地に移り住む元ボランティアの若者たち。彼らは海を豊かにする森を育てたり、漁師のための早朝食堂を営んだり、移住者のサポート体制を整えたりと、地域に根ざしたまちづくりに取り組み始めます。

 

そんなある日、海難事故が発生。養殖業を廃業し、閉じこもりがちになった一代さんを思い、全国各地から「つなかん」に集まってくる元ボランティアや仲間たち…。涙なみだの時を経て民宿は再開、いつしか若き移住者たちは新しい命を授かり、地域を担う立場となっていきます。

 

そして、コロナ禍による民宿存続の危機の中で迎えた2021年3月11日。震災から10年という節目を機に、一代さんは大きな一歩を踏み出そうとしていました…。

©2023 bunkakobo

[作品情報]

語り 渡辺謙

監督 風間研一

音楽 岡本優子

ゼネラルプロデューサー 齋藤隆平

プロデューサー 柴﨑木綿子

編集 井上秀明 

配給宣伝協力 ウッキー・プロダクション

宣伝協力 リガード

製作著作:文化工房

2023年

115分/16:9/カラー/DCP/日本/ドキュメンタリー

©2023 bunkakobo

 

文部科学省選定(⻘年向き・成人向き)

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