大友克洋“幻”の実写映画『童夢』、「新潟国際アニメーション映画祭」で上映決定!

⻑編商業アニメーションにスポットを当て、⻑編アニメーション映画のコンペティション部門をもつアジア最大の祭典として新潟から世界へアニメーション文化を発信する映画祭『新潟国際アニメーション映画祭』が3月17日より22日に開催されます。このたび、幻の実写映画『童夢』のパイロットフィルムの上映が決定しました。

Bandai Namco Entertainment Inc. ©2013 MASH・ROOM / DOMU COMMITTEE
Bandai Namco Entertainment Inc. ©2013 MASH・ROOM / DOMU COMMITTEE

『童夢』は1980年に第4回日本SF大賞も受賞した大友克洋の代表作。この歴史的傑作を大友克洋自身が監督した短編です。かつて極秘に進められたプロジェクトの⻑編映画はその後現在にいたるまで実現しておらず、この7分間のパイロットフィルムだけが残されました。

 

今回レトロスペクティブ部門において、『幻魔大戦』『迷宮物語』『ロボットカーニバル(OP/ED)』『AKIRA(デジタルリマスター 版)』『老人 Z』『MEMORIES』『GUNDAM: Mission to the Rise』『メトロポリス』『スチームボーイ』『ヒピラくん(第 13 話)』『SHORT PEACE』などともに大友克洋作品が一挙上映されます。

 

『童夢』『AKIRA』など日本にとどまらず世界にその名を知られる大友ですが、その活動は漫画だけにとどまりません。なかでも映画は国内外の漫画家、映画監督、アニメーション監督とジャンルを超えた創作を見せています。

 

日本のアニメーションが世界に認められるようになった出発点にも大友がいます。90年代初頭、『AKIRA』が世界の映画界に与えた衝撃は、今日の評価につながっているのです。大友のアニメーションの全貌を振り返ることで、映画におけるアニメーションとは何か? 世界における日本のアニメーションとは何か?が見えてくるはず。

 

映画祭では、上映作品に縁のあるクリエイター・研究家らも関連トークに登壇予定。北久保弘之(『老人Z』監督)、村井さだゆき(『スチームボーイ』『蟲師』脚本)、氷川⻯介(アニメ・特撮研究家)のディープなトークにも期待が集まります。

なぜ今の日本に国際アニメーション映画祭が必要なのか?

現在、アニメーションは日本を代表する文化となり、「アニメ」と呼ばれる日本の作品はいまや世界中のどこででも見ることができます。しかし、未来永劫アニメーション文化を維持するためには、文化価値の共有や作品への評価、人材やスタジオが持続する基盤を作る必要があります。

 

現在、アニメーション文化は、「商業」と「アート」、「国内」と「海外」、「専門家」と「大衆」に分断され、十分な力を発揮しているとは言えない現状があります。それを打破する中心的な役割を担おうとするのが「新潟国際アニメーション映画祭」です。

 

「新潟国際アニメーション映画祭」は、3月17日(金)〜22日(水) に開催されます。

[開催概要]

「第1回新潟国際アニメーション映画祭」

英語表記:Niigata International Animation Film Festival 

主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会 

企画制作:ユーロスペース+ジェンコ 

特別協力:新潟市、新潟日報社、新潟県商工会議所連合会、燕商工会議所

後援:外国映画輸入配給協会

協力:新潟大学、開志専門職大学、JAM 日本アニメ・マンガ専門学校

協賛:NSG グループ

会期:3 月 17 日(金)〜22 日(水) 毎年開催 

上映会場:新潟市⺠プラザ、開志専門職大学、T・ジョイ新潟万代、シネウィンド 

イベント会場:新潟日報メディアシップ、古町ルフル広場、新潟大学駅南キャンパスときめいと 

公式サイト:https://niaff.net