fy7dは「人が集う場を豊かにする、いい音・いい画」をテーマに活動して参ります。

 

 

テクノロジーは一歩下がり、自然と共生し居所のたくさんある住まい〜YKK AP×リビタ「広がる屋根」を見学

YKK AP×リビタ 「性能向上リノベーション」プロジェクト「広がる屋根」は、築37年の木造住宅(評点0.47)をリノベーション(評点1.54)。大きく非対称な草の屋根を持ったこの家は、「断熱・耐震性能の向上を図るだけでなく、自然エネルギーとの共生を図る住まい方の提案」であるという。

 

YKK AP×リビタ「性能向上リノベーション」プロジェクト「広がる屋根」を見学。詳しくはnoteに記したが、YKK APの技術による耐震性能・断熱性向上、リビタによる住宅性能の数値化は資産価値として重要だが、設計を担当した納谷新さんのお話しが印象的だった。

 

一杯のコーヒーがおいしく、季節を感じる家。「誰かに住み方を提案されるのではなく、使い手がアップデートを受け入れられる家が好ましい」

 

建物としての性能向上のみならず、情報の可視化と暮らし方提案が大切。そして最後は人だという結論が優しく心に響いた。

moooiの新作照明The Partyって。ひょっとして血祭り??

 

moooi(モーイ)新商品発表会を拝見しに東京・表参道のmoooi TOYO KITCHEN STYLEショールームに行きました。

 

マルセルワンダースのデザインによるPet Light(ペット ライト)はフロストガラスに仕込まれたハロゲン光源が美しく調光。テーブルサイドというよりはベッドサイドに置きたい(ちょっと大きいが)。

 

驚いたのは、The Party(ザ・パーティ)。デザイナーはmoooi初登場のオランダ人青年コンビ、Kranen/Gille(クラネンとジル)。モア・モーイ・モーメンツという、サローネなど特定の時期とは無関係に発表され、リリースと同時に全世界で現物が展示・販売可能となる制度の第一弾だそう。

 

そんな高さ22センチの5つのお面型照明は、マットな焼き物の素材を活かしたような仕上がりに、一見ほっこり、ないしかわいい!と叫んでしまいそう。 5人のうち、Tedがもっともノーマルで、ほかの4つはそのバリエーション・・・なんて思いながら、それぞれのプロフィールと眺めていると、???なのだ。

 

ひょっとして、Cocoのワンナイトでできちゃった双子の男の子と骨肉の争い・・・なんて感じ? 日本で言えば大奥か何かわからないが、お家騒動的な様相を呈している模様です。

 

ハレの場では愛嬌のある5人の顔が、部屋を暗くして照明を灯すと様相が一変! 彼らの隠された関係性が浮かび上がるというワケ。ああ、だからFamilyじゃなくてPartyなのね、、とか妙に納得できるかい、そんなの。。

 

そんな背景を知ってしまうと「あなたはどれが好み?」なんて迂闊に聞けないかも。

 

詳しくは。。

https://www.moooi.com/jp/products/party

 

黄金比、生命力。自然の根源を感じるYAMAGIWAのT2オマージュ作発表会

フランク・ロイド・ライトの手によって生み出されたタリアセンは、YAMAGIWAがアメリカのフランク・ロイド財団より94年から国内ライセンスをもとに製造を許されている。昨年にはフランク・ロイド・ライト生誕150周年を記念し、タリアセン2(T2)の限定モデルを発表したが、今回はその第2弾として、建築家の伊東豊雄さん、デザイナーの皆川明さん、彫刻家の名和晃平さんによるオマージュ作品をリリースした。

 

11月21日に東京・品川のT-ART HALLで行われたプレスプレビューでは、これらが一堂に集めてインスタレーションが施され、各作品のコンセプトが語られた。

 

 

 

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100年前にタイムスリップ。オリジナルの鋳型を元に日本でリバイバル

照明器具O.C.Whiteは、1883年にマサチューセッツ州の歯科医であるOtis C.Whiteが、自身の仕事道具として発明。94年にはO.C.Whiteカンパニーを設立し、機械照明ブランドの地位を確立する。

 

機能美こそデザインと思わせる今回発売したVintage O.C.Whiteの原型も、19世紀末~20世紀初頭には発売され、近年はインテリアデザイナーやファッションデザイナーの間で愛好されており、オリジナルのビンテージ品の価値はひじょうに高い(アメリカで2600ドル~3200ドルが相場)。

 

とくに、デスク/フロアスタンドのレッグ部分やコーンジョイントと呼ばれるハンドルは、O.C.Whiteのアイコンとして人気が高く、このパーツが付いているだけで価格は倍になるという(4800ドルほど)。

 

「Vintage O.C.White」は、その数々の上質なヴィンテージ品を鋳型と図面に至るまでコレクションし、良さを知り尽くしたW.WORKSだから、本国の許可を得てリリースできた。いわば100年前のオリジナルを忠実に復刻するいう前代未聞のプロジェクトとなった。

 

価格も97,000円+税から295,000円+税までとひじょうにリーズナブル。100年前のオリジナルの名作が、日本で、新品で手に入る。日本には最高のものがあると自慢したくなる、そんな逸品だ。

 

 

[問合せ先]W.WORKS

 

東京・田町にあるヴィンテージショップ。オーナーの深田雅之さんがインテリア・ファッションブランドを手がける中で巡り会った家具を楽しめるお店として5年ほど前にオープン。北欧からアメリカまでジャンルを問わず、いい時代のいいデザイナーのオリジナル作品ばかりが集められ、ピカピカの状態で展示・小売りされている。

東京都港区海岸3-5-10

w-works-jp.com

ダウンサイジングしたジュエリー。器具で見せない照明で空間をデザインする。

2018年10月24日に発表されたFLOSの新作、アレンジメンツ(Arrangements)は、文字通り自由にくみ上げてアレンジ可能な照明だ。

ローゼットと呼ばれるカバーの部分(40,000円+税)と、天井のどこかに仕込まれるドライバー(59,000円)以外は、9種類のエレメントと呼ばれる照明モジュールを数珠つなぎにする。1700mmの長い棒「LINE」、L型の「BROKEN LINE」、円形の「ROUND」(S/M/Lの3種類)、涙型の「DROP UP/DROP DOWN」、四角形の「SQUARE」(SMALL/LARGEの2種類)を組み合わせ、大小様々な照明器具を創り出せる。

つまりはインスタレーションが伴う照明器具であり、ダウンサイズして考えれば、パーツを組み合わせてネックレスをこしらえるのに似ている。デザイナーのマイケル・アナスタシアデス自身も「ペンダントという言葉が照明とジュエリーの2つの意味を持つのは必然」とコメントしていることから、開発の動機となったのは明らかだ。

それぞれの照明モジュールは、光が透過するシリコン部分とフレームを形成するアルミ部分で構成されている。各エレメントが交わる部分を六角レンチで結合すると通電も同時に可能となる不思議。このシステムは特許を取得している。

また、ケミカルのペンライトのようにムラなく光るチューブ状の中身は? というと、導光板で拡散しているのではなく、小さいLEDの粒を多数配置しているという。

 

使い方はいろいろ考えられるだろうが、日本で一番人気なのは、ダイニングの上に「LINE」を使ったアレンジメンツ。しかしやはり見栄えがするのは、吹き抜けや公共施設のエントランスに大小の「SQUARE」を組み合わせたアレンジメンツ。LEDの登場により照明器具のデザインは自由になったが、もはや照明は器具のデザインで選ぶのではなく、カスタマイズして空間自体をデザインする時代になったということだ。工業デザイナーのマイケル・アナスタシアデスならではの機能性むき出しの世界観は、まだまだ広がりを見せそう。

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