ありそうでなかったテレビ。扇風機みたいに、コンセントに繋げさえすれば部屋中どこでも好きな場所に移動させて使える「レイアウトフリーテレビ」TH-43LF1がパナソニックから登場しました。
タブレット端末のように持ち運べるテレビ「プライベート・ビエラ」も最近新型が登場。それとの棲み分けなんて考えていないのでしょうけれど、キホン、テレビなんていう大袈裟なものを想定する空間に置きたくないという人向けのように思います。主婦や年配者など、どちらかというと機械が苦手なウチのお袋みたいな女性のイメージです。
ただ、考え方次第で、PCレスではなく、PCと共存した新しい使い方も出来そう。PCのディスプレイとは別の、リモート通信時のディスプレイ、あるいはサイネージ的なもの……等々、企画当初は想定していなかったニーズが生まれてYouTubeなんかに投稿されたら面白いなどと勝手に思っています。
動くテレビの時代に!?
これまでも、向きを変えられるテレビとしては三菱電機が電動首振り機能を備えたテレビ「オートターン」を作り続けていました(生産終了)。ちなみに三菱REALシリーズは、ホームシアター事業由来の絵作りやダイヤトーンスピーカーの技術を投入しているほか、ブルーレイレコーダーも一体化した「テレビデオ」感覚の企画も根強い人気の理由でした。
また、スマートなスタンドがオプションで選べ、チューナー別筐体としたテレビは、薄型ハイビジョンテレビが登場した当初、日立の液晶テレビ「Wooo(ウー)」UTシリーズの独壇場で、背面からのデザインも美しいテレビとして人気を博していたのが懐かしく思い出されます。自宅で愛用していたカッコイイ武田くん、お元気ですか。
それはともかく、タブレット端末のように手に持たずして画面が空間の好きな場所にあるという不思議。いまや電動で人について歩くスーツケースもあることだし、Amazonのロボット「アストロ」みたいにこのスタンドが勝手に付いてきたりするのかも!?