「羊の皮を被った狼」──やんちゃなハッチバック車みたいなミニコンポ

NuPrimeのDACプリ、パワーアンプ、CDトランスポート

NuPrime(ニュープライム)から発売された待望の新製品が話題になっています。プリアンプDAC-9X、CDトランスポートCDT-9、パワーアンプSTA-9Xです。

 

サイズはいずれも、幅235mmと一般のオーディオサイズ43センチの半分ほどと、B5見開きよりコンパクト。厚みも脚部を入れても6センチほどで、放熱は大丈夫かと心配になるほど。重さも4kg程度ととても軽く仕上がっています。

 

そんなコンパクトな中に高性能を凝縮。家庭用でありながら中身はスタジオグレードの最新のデジタル技術を詰め込んでおり、まさに高性能ハッチバック車といった印象です。脚部のスパイクは、ホイールとタイヤにこだわっているやんちゃなオーナーの車のようで、まさに一見ファミリーカーだけど「羊の皮を被った狼」のRS車、そのものなのです。

DAC&プリ DAC-9X

DAC-9Xは、D/Aコンバーターを内蔵したプリアンプです。

 

特徴は、左右独立の高性能DAC(DACESS9028Q2M)採用、USB入力ではPCM384kHz/DSD256まで対応可能なデジタル処理と、超低ノイズで音楽的なアナログボリューム制御設計にあるといえるでしょう。

 

ヘッドフォン出力があるので、高性能ヘッドフォンアンプとしても使えます。また、MQAという流行のエンコーディングにも対応しています。

パワーアンプ STA-9X

DAC-9Xはプリアンプですので、スピーカーと繋いで音を出すにはパワーアンプが必要です。

 

このたび発売されたパワーアンプSTA-9Xも、デジタルパワーステージとアナログアンプ回路を組み合わせることで、クリアでありながらあたたかい音楽を奏でます。

 

2chステレオアンプですが、BTL接続で330Wの高出力モノーラルアンプとしても使えます。

CDトランスポート CDT-9

そして最後に、近頃きちんとしたCDプレーヤーが少なくなってきたと言われる中、重宝するのがこのモデルです。

 

CDプレーヤーの元祖、Philipsのレーザー(SAA7824HL)とソニーのレーザーアッセンブリ(KHM-313)を使用しており、信頼性抜群。精確にデータを読み込みます。

 

しかも、超低歪みでサンプリングレートを変更して出力することもできます(PCM24ビット/768kHz、DSD256まで)。

そしてリアパネルを見ると、HDMIらしき端子が。

 

これ、他のNuPirme機器と独自の信号をやりとりするための「I2S」と呼ばれる、HDMIとは似て非なる端子。HDMI機器を接続しても音声は再生されません。

 

DAC-9Xとのコンビにおいて最大限の実力を発揮できるでしょう。

DAC-9XのリアパネルにもHDMI端子形のデジタルデータをやりとりするための「I2S」端子
DAC-9XのリアパネルにもHDMI端子形のデジタルデータをやりとりするための「I2S」端子

驚きなのはその価格。いずれも198,000円(税込)。デスクトップオーディオというにはもったいない、「プロ仕様のオーディオシステムを手頃な価格で」という、前身のNuForceの理念はいまも貫かれています。

 

(資料提供:フューレンコーディネート)

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