夢のベッドルームシアター誕生! くつろげるベッドで、休日はのんびりエンタメ三昧

日本ベッドの新製品「AZURE(アジュール)」

我が家でごろ寝シアター──休日は、一日中ベッドでのんびりと過ごしながら、映画や音楽、読書したいですよね。そんな、まさに夢見る理想のベッドルームの核となるオススメのベッド、小林幹也さんデザインの日本ベッドの新製品「AZURE(アジュール)」が登場しました。

 

おもわず身体を預けたくなるようなこのベッドのポイントは、ボリュウム感たっぷりの寄りかかりたくなるクッション。ふくらみや張りを表現するために試行錯誤を繰り返したそう。

 

このクッション部分は、布地(ブラウン、ベージュ)のほか、本革(グレージュ、アイボリー)も選択可能で、ソファさながらのラグジュアリー感覚が味わえることでしょう。

一方で、視覚的には薄い床面とそれを支える白に近いステンレス製の脚部は軽やで、空間に圧迫感を与えません。

 

別注のナイトテーブルに、プロジェクターやスマートフォン、タブレットを置いて。夢のベッドルームシアターの完成です。

日本ベッド──こだわり世代に向けた、手間暇かけたMADE IN JAPAN

日本ベッドは1926年創業。創始者は、帝国ホテルに10年務めた後イギリスへ渡り、「ベッドで眠る」というライフスタイルに驚きと感銘を受けた宇佐見竹治。以来、日本のベッド産業を牽引するだけでなく、豪華客船や列車、ホテルの内装に関わる事業も幅広く手がけていました。

 

1970年の大阪万博サンヨー館に参加したときは、当時の最新技術を駆使した電動リクライニングベッド(実際には70〜80年程前から扱ってはいた)や、防音遮光の完全なプライベートルーム「健康カプセル」を出品。

2003年にはInterior Lifestyle展で、繭のような空間の内壁に投写した映像が人の姿勢に合わせて移動する「ベッドルームシアター」を発表しています(実際の展示はヘッドボードに仕込んだプロジェクター2台を使った壁と天井の2画面投写、写真)。

 

いま巷には樹脂の素材を使ったマットレスがあふれていますが、日本ベッドは職人による「MADE IN JAPAN」「MADE BY 日本ベッド製造」にこだわり、製造機械そのものまで自社製造しています。マットレスも寝心地を表面のパディング(詰め物)で調整するのではなく、コイルのスプリングそのものの線径や配置の違いでそれぞれの性能を作っています。

小林幹也さん作、就寝前後のゆるやかな時間を意識したデザイン

このたび発売されたAZUREのデザインを担当したのは、小林幹也スタジオの小林幹也さん。

 

小林さんは、日本ベッド90周年の新作をゼロファーストデザイン佐戸川清さんと共に開発。空に漂う雲のようなマットレスが印象的で、発表会の会場デザインも担当しました。以来タッグを組み、意欲的に新製品の開発が進められています。

PRAIRIE(プレーリー、2016年)は、ヘッドボードと床面が緩やかなカーブでつながる、一体感のあるフォルムが特徴の、精巧なチェアを思わせるような作品。

 

この時点で既にヘッドボードは背もたれとして意識され、その適度な角度が就寝時の読書など、寝心地だけではなく、就寝前後のゆったりとすごす時間を大切にする姿勢がうかがえます。

 

(資料提供:office accHa)