ブラッド・ピット主演『ブレット・トレイン』9月1日公開

伊坂幸太郎のベストセラー小説をブラッド・ピット主演でハリウッド映画化した『ブレット・トレイン』が9月1日（木）に劇場公開。このたび、東京発超高速鉄道という映画の舞台に合わせ、東海道新幹線のぞみを使ったレッドカーペットイベントが開催されました。

東海道新幹線「のぞみ」の全車両を丸々貸し切って行われたイベントには、ブラッド・ピット、アーロン・テイラー＝ジョンソン、真田広之ら豪華キャスト陣とデヴィッド・リーチ監督の4名が搭乗。

劇中、列車内であらゆる殺し屋から命を狙われる主人公・レディバグを演じるブラッド・ピットは、新幹線に乗ってみた感想を「『ブレット・トレイン』の撮影現場にいるような気がする。デジャヴのよう」と語りました。

剣の達人・エルダーを演じた真田広之も「一緒に作ってきたメンバーでキャンペーンができる、そしてこの新幹線の中でレッドカーペットができるというのは、本当に夢のよう」と感謝のことばを語りました。

伊坂幸太郎の小説「マリアビートル」が原作である本作。出演した決め手についてブラッド・ピットは、「（5ヶ月も続くロックダウンで）ちょっと気が狂いそうになった時にちょうどこの脚本が送られてきた」と語ります。

「とにかくこの脚本には楽しいキャラクターがたくさんいて、だからこそこんな最高の俳優たちが集まる、そういう作品です。とにかく笑えました、だから笑いがこの中では必要じゃないのかなと思った」

真田広之も出演を快諾したとのこと。

「日本の小説が原作のものが、世界公開に向けて素晴らしい国際的なキャストを迎えて全世界に発信できること、非常にうまくアダプトされた脚本を読んで、何度か仕事したデヴィッドが監督ということで面白くならないわけがない。もう即答でしたね『乗車します！』って感じでした」

初共演のブラッド・ピットと真田広之の相思相愛っぷり

今回が初共演のブラッド・ピットと真田広之。

ブラッド・ピットは真田広之を大絶賛。

「真田さんが入ってくれたことによって非常に優雅さ、というか格が上がりました。アクションや戦いのジャンルでアイコンとしてずっと続けてこられたこと自体が素晴らしいですし、私たちは一緒に仕事ができたということが非常に光栄。デヴィッド・リーチ監督とこの役を話し合ったんですが、このエルダーという役は非常に重みのある役者が必要だった。物語の中の心臓の部分であり、魂の部分に重みが増した」

すると真田広之は照れた様子で応じていました。

「撮影前に聞かなくて良かったです。プレッシャーが......。ブラッドは最初に会った時から気さくで、とてもフレンドリーで、そして映画にかける情熱が素晴らしいので、その空気感に包まれて撮影できたのが本当に幸せでした。毎日現場に行くのが楽しみだった。ブラッドのこの笑顔が、カメラのオンもオフも含めて全体を包み込むいい空気を醸し出してくれて、もちろん主演として皆を引っ張ってくれた。柔らかいオーラで全員を力強く引っ張っていくという、特殊なエネルギーを感じました」