[展示会で見つけたちょっとイイもの]「丁寧なくらし、美味しい道具」──魚焼きで手軽にオーブン料理を!

耐熱オーブン食器「BAKEWARE」10月1日発売

2022年9月7日から9日、東京インターナショナル・ギフト・ショーと共同開催されたインテリアの国際見本市「LIVING&DESIGN」で、10月1日発売の耐熱オーブン食器「BAKEWARE(ベイクウェア)」がお披露目されました。

魚焼きでオーブン料理をもっと手軽に!

特徴は、第1に蓄熱性と扱いやすさ。取り出してから15分は冷めないための生地の形状と厚みを追求、オーブンだけでなく魚焼き機で手軽に使えるようにト開発されました。

 

第2に、洗いやすさ。内側の角に丸みを持たせ、釉薬の仕上げをツヤのあるものにしたことで、チーズなどがこびりつきにくく洗いやすい仕様としました。

 

第3に、厚みのある四角いデザイン。一般的な魚焼き機にぴったり収まる4つのサイズ感から選べ、とくに幅90mmの「102」は、2枚並べることで2種類の料理を同時に調理。収納時にスタッキングしたときのバランスにも配慮されています。

 

第4に、選べる2色。どんなテーブルや器とも相性のいい清潔感のある白のほか、オススメはアメ色。ひとくちに茶色といっても赤に寄ったカラーリングが多い中、オーブンで焼いた料理が美味しく見える色にこだわったといいます。

 

なお、購入すると、雲仙・小浜温泉のシェフBEARD原川慎一郎さんによるレシピ集も付属します。

 

また今回、それに合うレザーマットも別売りで用意。端材となる牛の床革を有効活用し、3枚重ねで耐熱仕様にしています。

キッチン用品の専門店 Flying Saucerはアフターサービスも万全。フッ素コートの掛け直しサービスも!

開発したのは、キッチン用品の専門店 Flying Saucer (フライングソーサー、東京都中野区沼袋)。

 

業務用食器全般を扱ってきたノウハウを生かし、ほんとうにイイ調理器具を一般の料理好きにもリーズナブルに提供するため、自分たちで開発・使用して納得のいく製品を世に送ってきました。

 

たとえば鍋。

 

究極の「普通の鍋」は、厚さ2ミリもある3層構造。熱伝導に優れたアルミをステンレスでサンドイッチしています。

 

しかもそれが底だけでなく、側面まで全てなのがポイント。これによって、IHでもしっかり火が回り、ガスに負けない調理が可能になるといいます。

また、鍋の内側は職人によるピッカピカの鏡面仕上げ。これは汚れが落ちやすくなるための工夫で、逆に外側はヘアライン加工することで傷や汚れを目立たなくしています。実に実用的!

なかでもオススメはこのミルクパン。注ぎやすい大きさと角度、ミトンでも掴みやすいハンドル、ピッタリと閉まる蓋。

 

「いろいろ私たちの注文が多いので、職人さんからは嫌がられています」とは店長の清水さん。しかしそれも、見た目よりも機能性という本来のデザインを吟味した成果なのです。

なお、フッ素コートされた深型フライパンも同じく側面までの3層構造なので、IHでチャーハンがうまくできないとお嘆きの方にオススメ。また、1万円(税別)でフッ素コートの掛け直しサービスもあり、そのときはハンドルなども新品同様にキレイに蘇って還ってくると好評。

価格もリーズナブルなので、自分用、そして気に入ったらIHで苦戦している親に敬老の日のプレゼントにもよろしいかと思います。

 

(取材・写真・文:遠藤)

 

Flying Saucer 中野本店 https://www.flyingsaucer.co.jp/access 

オンラインショップ https://flyingsaucer-online.com