凸凹3人組の世界一周旅行描く大ヒットドラマ『80日間世界一周』インタビュー映像公開

イギリスBBCほか世界各国で大ヒットのアドベンチャー海外ドラマ『80日間世界一周』放送開始

イギリスBBCほか世界各国で大ヒットのアドベンチャー海外ドラマ『80日間世界一周』(全8話)が、BS10スターチャンネルで10月6日(木)より放送を開始します(10月1日は第1話先行無料放送)。このたび、本作品のキャラクターやセット、19世紀ファッション、作品テーマについて主要キャストや監督が語るインタビュー映像、メイキングシーンも盛り込まれたスペシャル映像が公開されました。

公開されたスペシャル映像は、主人公・フォッグ(デヴィッド・テナント)が撃たれる衝撃のシーンで幕を開け、その後、主要キャストがそれぞれ演じたキャラクターについて解説します。

 

イギリスから一度も出たことがない、裕福だが世間知らずのフォッグを演じた英国の“キュンおじ”テナントは「フォッグはかなり臆病な人生を歩んできた。彼は新聞で1872年には80日で世界一周できるという記事を読んだ。一瞬の狂気のひらめきで自分の人生を変えようと決心する」と世界旅行挑戦の始まりを語っています。

 

苦労を重ねてきたタフなフランス人従者・パスパルトゥーを演じたイブラヒム・コーマは、「パスパルトゥーは本当は冒険をしたくないし、リスクも冒したくない。一方フォッグは空想好きで、本で読んだこと以外世の中のことを何も知らない。そこが二人の違いだ」と両キャラクターの違いを強調。

 

勝気なジャーナリストのアビゲイル・フィックスを演じたレオニー・ベネシュは、「アビゲイルは現代の交通手段を使えば80日で世界一周が可能だという記事を書いた。でも男性名義で掲載されていて編集長の父親と喧嘩をする。そこでフォッグとパスパルトゥーと一緒に世界中を旅することが男社会で自分を証明する最良な方法だと考えた」と、19世紀当時、女性ジャーナリストの活動が難しかった現実を踏まえた設定を明かします。

© Slim 80 Days / Federation Entertainment / Peu Communications / ZDF / Be- FILMS / RTBF (Télévision belge)– 2021

映像、音楽、セットと3拍子揃う

80年代にa-haの「テイク・オン・ミー」やマイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」のミュージックビデオの監督として時代を切り開いたスティーヴ・バロン監督は、フォッグについて次のように解説する。

 

「本作にはいろいろな展開が待っている。観る人はフォッグと一緒に旅に出るような気分になる。彼は旅を通じて変わっていく。心の奥底に秘めた彼の素顔を伺い知ることができる」

 

すると、フォッグを演じたテナントは、「バロン監督はとても安心感がある。監督として素晴らしい仕事をしてくれた。本作を指揮することは簡単なことではないと思う。各エピソードが1本の映画のようなものだからね。彼が監督でとても幸運だったよ。撮影現場では存在感があり上手く仕切ってくれた」と、その手腕を絶賛しました。

 

また、完璧なセットについてテナントは、「美術のセバスチャン(・クラウィンケル)は様々な国を再現した」と語り、 コーマは「信じられないくらいだ。セットなのに自分が別の世紀にいるような気がするんだ。とても美しい。匂いや動物や食べ物など全てに手を加えて、本物を再現しているんだ」と賛辞を送りました。

 

実はコロナ禍のロックダウンに伴い、約8カ月の中断を経て、南アフリカとルーマニアでのロケ撮影と最新VFXを駆使して製作されています。

 

そしてもう一つの目玉は、19世紀ファッション。バロン監督は「このような大作で衣装が変わるというのはとても挑戦的だった」と述べ、ベネシュは「衣装デザイナーのケイト(・カリン)は天才ね。19世紀後半の衣装を作り出すことに成功したの。昔の衣装なのにクールで今風に見えるの。このブーツは私のために手作りされたどの衣装も大好き」と足をあげてお気に入りのブーツを披露しました。

 

作品のテーマについては、レオニー・ベネシュは「旅をする3人に共通するのはチャンスを逃したこと。 自分の人生を精一杯生きるというのが本作のテーマね」、イブラヒム・コーマは「誰もが共感できると思う。アクションやコメディもあり、 とても楽しい作品」、テナントは「時代を超えた物語だ。視聴者が体験するのは旅と冒険と未知の感覚だ。夢中になるエキサイティングな展開がたくさんあるよ」とアピールしました。

本国英国では放送開始前からシーズン2が決定!

本作品は、ジュール・ヴェルヌの空想冒険小説「八十日間世界一周」を、未だかつてない新解釈で大胆にアップデート。主人公の裕福だが意気地なしの英国紳士と、ちょっとズル賢いフランス人従者、そして勝気な駆け出しジャーナリストの3人組が、トラブルに巻き込まれ、喧嘩しながらも、80日で世界一周を成し遂げるため奮闘します。

 

製作費約66億円、各国でのロケ撮影&最新VFX映像でスケール豊か、臨場感たっぷりに描かれる壮大で愉快な旅の音楽は『DUNE/デューン 砂の惑星』のハンス・ジマーが担当しています。

 

2021年10月カンヌ国際映画祭でプレミア上映された後、12月に英BBCを始めとするヨーロッパ各国で放送・配信開始、翌1月に北米で公開されるや映画批評サイトRotten Tomatoesで81%、IMDb 7.1点の高評価を獲得、イギリスで放送が始まる前にシーズン2の製作が発表された話題作です。

ドラマ『80日間世界一周』(全8話)は、BS10スターチャンネルで10月6日(木)より放送を開始します(10月1日は第1話先行無料放送)。

 

(資料提供:株式会社スターチャンネル)