CGの波に押され30年──遂に日の目を見る“特殊効果の神”執念の力作!

フィル・ティペットの監督作『マッドゴッド』予告編

「特殊効果の神」と呼ばれ、『スター・ウォーズ』『ロボコップ』『スターシップ・トゥルーパーズ』など名作を生み出したフィル・ティペットの監督作『マッドゴッド』が、2022年12月2日(金)より全国順次公開。このたび、ストップモーションの最高峰ともいうべき世界観にあふれる予告編と場面写真が公開されました。

今から約30年前、ティペットは『ロボコップ 2』(90)の撮影後に『マッドゴッド』のアイデアを閃き、地道に製作を続けていましたが、『ジュラシック・パーク』(93)を転機にティペットの代名詞である手作りの視覚効果からCG映像へと業界は移行。「俺の仕事は絶滅した」と、プロジェクトは中断されました。

 

その20年後、ティペット・スタジオの若きクリエイターたちが倉庫を掃除しているとき、奇跡的に当時のセットを発見!彼らの熱望によって企画が再始動します。新世代のアーティストや職人に教え、愛情込めた作品を蘇らせることとなりました。

 

さらに、クラウドファンディングで世界中のファンからの応援も。2021年シッチェス映画祭で上映されるや、「世紀の傑作 - IndieWire」「こんな映画はかつてなかった - Los Angeles Times」「映画美術界へのねじ曲がった賛辞 - Film Threat」「まさしく愛の結晶 – AIPT」と絶賛、狂喜乱舞を呼びさましました。

 

CGの進歩に対抗して魂を貫いた巨匠の集大成、映画史に残る最高傑作が、遂に日の目を見ます。

地獄の向こうには何があるのか──グロいディストピア映像85分!

人類最後の男に派遣され、地下深くの荒廃した暗黒世界に降りて行った孤高のアサシンは、無残な化け物たちの巣窟と化したこの世の終わりを目撃する──。

 

「天国よりも地獄に惹かれる」と語る天才ティペットの潜在意識から溢れ出したのは、かつて誰も見たことのない暗黒世界。孤高のアサシンが荒廃した地底に潜り、拷問された魂、老朽化した地下壕、うごめく不気味なクリーチャーたちのあいだを巡るグロテスクなその質感の全てに生命力と共感が宿ります。

©2021 Tippett Studio

『レポマン』や『シド・アンド・ナンシー』で知られる映画監督のアレックス・コックスも人類最後の男「ラストマン」に扮して出演。地獄の向こう側の狂気に到達したとき、あなたは何を目撃するのか。脳がゲシュタルト崩壊する、前人未踏の84分間を全身で体感せよ!

 

『マッドゴッド』が、2022年12月2日(金)、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

 

(資料提供:ロングライド)

[作品情報]

原題:MAD GOD

監督:フィル・ティペット 出演:アレックス・コックス

2021 年/アメリカ/84 分/1.78:1/カラー/5.1ch

日本語字幕:高橋彩/PG12 

提供:キングレコード、ロングライド 

配給:ロングライド 

公式サイト:https://longride.jp/mad-god/