北欧の名作チェアに「木と木の対話」を体現する特別版

Artekの代表作ドムス チェアの特別仕様「バーチ/エルム」発売

フィンランドのヘルシンキ発祥の家具ブランドArtek(アルテック)は、フィンランド産の白樺・バーチ材と北米産の楡の木・エルム材という2種の材を掛け合わせた「木と木の対話 - Wooden Conversations」を体現する特別版ドムス チェア「ドムス チェア バーチ/エルム」を、2022年11月16日(水)に発売します。

「ドムス チェア」は、1946年にフィンランドのデザイナーでインテリア専門の建築家であったイルマリ・タピオヴァーラによって、学生寮「ドムス アカデミカ」のためにデザインされました。

 

戦後間もない時代にフィンランドで調達しやすい木材を用いたドムスチェアは、当初、寮に暮らす学生たちが、部屋で本を読んだり、日々の暮らしを送るための椅子でした。そのため、イルマリ・タピオヴァーラは、無垢材の本体に対して三次元にカーブを描く積層合板の座面を組み合わせ、より人の身体のラインに沿い長時間使用しても疲れにくい椅子を開発しました。

 

小さく突き出た特徴的なアームレストは、肘置きとしての役割を果たしながら、テーブルに椅子を引き寄せやすいようにと考慮されたものです。

 

軽量でスタッキング可能、多目的のドムスチェアは、フィンランド国内外で高く評価され、海外にも多く輸出。イギリスでは「スタックス」、アメリカでは「フィンチェア」という名前で販売されました。

 

その後、1950年にシカゴでイルマリ・タピオヴァーラが「アメリカン グッド デザイン アワード」を受賞、1951年のミラノトリエンナーレでも金賞を受賞したことにより、ドムスチェアの人気はますます高まりました。

過去のアーカイヴに着想した特別版

今回の特別版は、アルテックでこれまで作られてきたアーカイブから着想を得て、一脚のドムスチェアの座面と背もたれに北米産の楡の木・エルム材、フレームにフィンランド産の白樺・バーチ材を組み合わせています。

 

特別版ドムスチェア「ドムス チェア バーチ/エルム」は、2022年11月16日(水)より、直営店であるArtek Tokyo、Artek Japan公式サイトと以下の取り扱い店舗で発売。価格は、121,000円(税込)。

 

取扱店舗:

センプレホーム / ARIA KYOTO / スラップモブラーそごう広島店 / メトロクス札幌本店 / Mid-Century MODERN 渋谷PARCO / Echizen GALO / FELICE HIMEJI / キナルLABO / Comfort Mart / Less Asahikawa / USTYLE / Scope(オンライン) / Artek Tokyo Store