ことしもいよいよあとわずか。12月31日、韓国の至宝ソン・ガンホ主演作5作品がCSザ・シネマで一挙放送されます。

[PG12]貧困から抜け出そうともがく一家の運命は? アカデミー賞4部門を制覇した衝撃の韓国サスペンス。

韓国の貧困地区にある半地下のアパートに暮らすキム一家。父ギテクと母チュンスクは失業中で、息子ギウは浪人し大学を目指していました。そんなある日、IT企業社長の娘の家庭教師を務めるギウの友人が海外へ留学することになり、ギウに家庭教師の代役を託します。ギウが一家の信頼を得ると、続いて妹ギジョンが幼い息子の家庭教師、父が社長の運転手、母がメイドと、それぞれ経歴詐称や謀略によって職を得て富豪一家に寄生していきます…。

[PG-12]対照的な2人の刑事が連続殺人事件の深い闇に迫る。名匠ポン・ジュノの出世作にして代表作。

1986年、ソウル郊外の農村で若い女性が無残な死体で発見。地元警察のパク刑事が事件解決に挑むも、捜査は思うように進まず、ソウル市警からテユン刑事が派遣されることに。経験と勘を頼りにするパクと科学捜査を重んじるテユンはことあるごとに衝突。そんな中、再び事件が起き、新たな犠牲者が出てしまいます。共通点として、事件が起きた時にラジオで同じ曲が流れていたことが判明、テユンは曲をリクエストした人物を追います…。

あの日、光州で何が起きた? 平凡なタクシー運転手の目線で民主化運動の真実に迫る感動ヒューマンドラマ。

1980年の韓国・光州、軍事独裁政権が戒厳令を敷く中、民主化を求める市民たちと軍が衝突を繰り返していました。日本在住のドイツ人記者ピーターは、現地の実態を取材するためソウルに降り立ち、タクシー運転手を高額で雇い光州へ向かおうと試みます。その話を聞きつけた個人タクシー運転手マンソプは抜け駆けし、ピーターを車に乗せて光州にたどり着きます。ピーターの取材に同行するうち、マンソプも危険な闘争に巻き込まれて…。

朝鮮半島を南北に分断する38度線。その共同警備区域で起きた射殺事件と男の友情を描く社会派サスペンス。

韓国と北朝鮮の軍事境界線にある板門店の共同警備区域(JSA)で、北朝鮮の警備兵チョン・ウジンが射殺されます。証言記録によると、詰所にいた韓国兵イ・スヒョクが北朝鮮兵に拉致され、脱出のため発砲した由。中立国監視委員会から派遣された韓国系スイス人女性将校ソフィーはスヒョクと面会するも、スヒョクは黙秘を続けるばかり。困惑するソフィーが被害者の遺体を検死したところ、不可解な事実が次々と判明して…。

不気味な巨大怪物が大都会に出現!鬼才ポン・ジュノ監督が最新VFX技術で描くモンスター・パニック。

駐韓米軍基地で大量の薬品が下水に捨てられ、その水がソウルの中心を貫く漢江へと流れ込みます。その後、複数の尾びれを付けた魚が目撃。さらに数日後の休日には、パク一家が商売を営む漢江の河川敷に異様な怪物“グエムル”が出現。怪物は人々を次々と襲い、中学生の娘ヒョンソをさらってしまいます。怪物と接触したパク一家は病院に強制隔離されるも、娘の生存を信じて病院から脱出、政府や警察に頼らず自力で下水溝を捜索します…。