ホームシアターでも高品質な配信がトレンドに──『ホイットニー』『アクロス・ザ・スパイダーバース』など新作もIMAX Enhanced版へ

SPE×DTS×IMAX、IMAX Enhanced版での新作配信を確約

Sony Pictures Entertainment(SPE)と、Xperi Inc.(NYSE: XPER)の子会社DTS, Inc.、IMAX Corporation(NYSE: IMAX)は、今後数年間においてSPEの複数の新作をホームエンターテイメント市場でIMAX Enhanced版として発売すると発表しました。

IMAX Enhancedは、IMAXデジタルリマスター4K HDR映像とDTS:X音声を組み合わせ、対応ホームシアター機器を通じて配信するもので、独自のデジタルリマスター(DMR)、拡張アスペクト比(一部のシーン)、DTSによるIMAXシグニチャーサウンドを備えた4K HDRで配信されます。

 

これには、『ホイットニー・ヒューストン I Wanna Dance with Somebody』『A Man Called Otto』『Madame Web, Gran Turismo』『Spider-Man: Across the Spider-Verse』『The Equalizer 3』などの新作が含まれます。

また、IMAX EnhancedおよびDTS:X限定のUHDボックスセット(タイトル未定)も含まれます。

「SPE作品をIMAX Enhanced版でリリースしたことで、上質なエンターテインメントが家庭でも求められていることがわかりました」

SPEのデジタルセールス、配給担当シニアバイスプレジデントのピート・ウッドは、次のように述べています。

 

「IMAX Enhancedプログラムに対する当社の取り組みはこれからも揺らぐことなく、数々の伝説的なSPE作品の中からさら に多くのタイトルを追加するとともに、最高級のホームエンターテイメント向けの新しい劇場公開作品を厳選してお届けします。IMAX Enhanced版で最初に展開したSPEコンテンツの成功によって、視聴者がこの優れた品質をさらに家庭で求めていることがわかりました。本日の発表は、IMAX Enhancedが目の肥えた視聴者にもたらす上質な視聴体験の価値について、SPEが確信を持っていることを裏付けるものです」

 

IMAX Corporationのストリーミングおよびコンシューマー・テクノロジー担当シニア・バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーのVikram Arumilliは、次のように述べています。

 

「本日の発表は、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、IMAXおよびDTSが引き続き協力し、家庭やその他の場所での高品質のエンターテイメント体験を再定義する上で、IMAX Enhancedにとって最新のマイルストーンとなります。現在そして将来人気のSPE作品を可能な限り臨場感あふれる視聴体験で配信することで、世界中の観客に新たな魅力を提供できることを嬉しく思います」

 

Xperiのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるビル・ネイバーズは、次のように述べます。

 

「DTSは、家庭でも外でも、かつてない体験を生み出すことに情熱を注いでいます。DTSのサウンドで映画を体験することで、視聴者はまるで物語の一部であるかのように感じることができ、忘れられない体験になります。このエコシステムは、他の追随を許さないIMAXの映像体験と相まって、ファンを新たな高みへと導いてくれるでしょう。SPEとIMAXの提携を継続し、一般のご家庭に特別な体験をもたらすことは、お互いにとって本当に素晴らしいことだと思っています」

 

UHD盤でも素晴らしいIMAX Enhanced版のSPE作品が待たれます。