同性愛御法度に触れ修道女が窮地に『ベネデッタ』本編映像公開

ポール・ヴァーホーベン監督『ベネデッタ』本編&場面写真

『氷の微笑』『ショーガール』『エル ELLE』のポール・ヴァーホーベン監督の最新作にして衝撃の伝記映画『ベネデッタ』が、2月17日より絶賛公開中。このたび、本編および場面写真が公開されました。

公開された本編映像は、主人公ベネデッタが、修道院に入りたてのバルトロメアに惹かれるシーンを切り取ったもの。

 

美少女バルトロメアとベネデッタが厠を出るとき、バルトロメアが家庭内暴力の被害者だったと聞いたベネデッタは、その美しさのせいだと同情するも、同時に彼女の瞳に魅入られてしまいます。

 

ひどい家族から助けてくれ優しくしてくれるベネデッタに、別れ際、そっとキスをして去るバルトロメア。初めての経験に心を乱されるベネデッタは、必死でマリア様に祈りを捧げます...。

 

修道女が愛を捧げていいのは神だけ。とくに同性愛は絶対の犯罪とされる時代。そんなふたりの愛と破滅を示唆する重要な場面でありながら、隠された身体的な真実の暴露の場所に屋外トイレを選ぶポール・ヴァーホーベンのセンスが光ります。

(c) 2020 SBS PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - FRANCE 3 CINÉMA
(c) 2020 SBS PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - FRANCE 3 CINÉMA

公開された場面写真は、教皇大使がやってきて二人を裁判にかけることになる不穏なシーン。

 

修道院の戒律をかいくぐり、秘密の関係を深めるベネデッタとバルトロメア。しかしそれは修道院⻑に就任したベネデッタを陥れるのに十分な理由となり、彼女を失脚させようとする元修道院⻑の策略により、白日の元にさらされることになります。

17世紀イタリア・トスカーナに実在の修道女の生涯

作品の舞台は、17世紀のペシアの町(現在のイタリア・トスカーナ地方)。幼い頃から聖母マリアと対話し奇蹟を起こす少女とされていたベネデッタは、6歳で出家し、テアティノ修道院に入ります。純粋無垢なまま成人したベネデッタは、ある日、修道院に逃げ込んできた若い女性バルトロメアを助けます。

 

様々な心情が絡み合い、2人は秘密の関係を深めますが、同時期にベネデッタが聖痕を受けイエスに娶られたとみなされ新しい修道院長に就任したことで、周囲に波紋も。

 

民衆には聖女と崇められ、ペシアでの権力を手にしたベネデッタでしたが、彼女に疑惑と嫉妬の目を向けた修道女の身に、耐えがたい悲劇が起こります。そして、ペスト流行にベネデッタを糾弾する教皇大使の来訪が重なり、ペシアの町全体に更なる混乱と騒動が降りかかります。

 

『ベネデッタ』は、2月17日より、新宿武蔵野館ほか全国で絶賛公開中。

[作品情報]『ベネデッタ』

原題:BENEDETTA

監督:ポール・ヴァーホーベン 

脚本:デヴィッド・バーク、ポール・ヴァーホーベン

原案:ジュディス・C・ブラウン『ルネサンス修道女物語―聖と性のミクロストリア』 

出演:ヴィルジニー・エフィラ、ダフネ・パタキア、シャーロット・ランプリング、ランベール・ウィルソン

 2021/フランス・オランダ/131 分/R18+

配給:クロックワークス 

https://klockworx-v.com/benedetta/

 

(c) 2020 SBS PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - FRANCE 3 CINÉMA