吉川愛「ヒュッゲってこんな感じなのか」──中林佳苗監督『姉にヒュッゲを教えたい』クランクアップ

Huluの新世代映像クリエイター発掘プロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」3作品クランクアップ!

35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ(通称:HU35)」。このたび、第2回「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」のファイナリスト5組のうち3組がクランクアップを迎え、キャストとコメントが公開されました。

今回クランクアップしたのは、現役テレビ局員でもある中林佳苗監督の『姉にヒュッゲを教えたい』。

 

中林監督はドラマを作りたいという一心でテレビ局に入社するも、異動で制作部から離れてしまい、本企画に応募して自らの手で制作のチャンスを掴みました。

 

これまで頭の中に描いてきた“物語で伝えたいテーマ“を自分の作品として映像化するのは今回が初めて。物語は、自身が実際に働きづめの三年間を過ごした制作現場での経験をベースにしたといいます。

 

「大学卒業後、地元・群馬のパン屋で働きながら悠々自適に暮らす主人公・彩のもとに、三年近くまともに連絡の取 れなかった姉・ももが突然訪ねてくる。東京で暮らす“仕事人間”のももに、彩はヒュッゲ(=居心地の良いゆったりとした空間、幸せを感じられる時間)を教えたいと意気込み、自分のお気に入りの場所に連れ出すのだが......。」

 

そんなストーリーには、中林監督自身が感じた“大切な誰かと過ごす何気ない日常の時間が、実は何事にも代えがたい幸せ”というメッセージが込められています。

 

中林監督は、「監督を務めるのは初めてでしたが、撮影期間中は本当に楽しかったです。自分が書いた脚本で大丈夫なのか...という不安も忘れるほど、目の前のことに夢中になっていた気がします。役やお芝居に関して様々な提案をしてくださる役者さん、そしてひとつひとつの画作りに本当にこだわってくださるスタッフの皆さんが、自分の頭の中のちっぽけな想像を何倍も素敵なかたちにしてくれました。今回携わってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。まさしくこれがヒュッゲかも...と感じる充実した時間でした。また監督をやりたいし、映像制作にも携わりたいです! 自分にとってのヒュッゲとは何かを想像しながら、ぜひ温かい目で観ていただけたら嬉しいです! 」とコメントしました。

 

併せて、本作のキャストも公開。

 

「ヒュッゲ」を大切にする、おっとりしているが芯の強い主人公・彩を演じたのは、映画『ハニーレモンソーダ』(21)でヒロインを演じ、第45回日本アカデミー賞新人賞を受賞した吉川愛。

 

「この作品を観て、ヒュッゲってこんな感じなのかと思ってもらえたり、実際にヒュッゲしてみたりして、皆さんに癒されていただけたらと思います」とコメント。

 

仕事以外は興味なし、妹・彩から「ヒュッゲ」の大切さを教え込まれる姉のももを演じるのは、放送中のNHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」で女性パイロット役を演じ注目を集める山崎紘菜。

 

「自分を見つめ直すことや、忘れていたものを取り戻すことの大切さを、私自身もこの作品を通して思い出すことができました。観てくださる方々に優しい時間をお届けできたなと思います」とコメント。

 

彩が住むマンションの近くに店を構える焼鳥屋の店⻑・小島遊宗介役を演じるのは前原滉。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22)や、ドラマ『あなたの番です』(19/日本テレビ)など話題作にも出演、若き名バイプレーヤーとしての評価も高い。

 

「この企画自体は元々知っていましたが、まさか今回自分が出ることになるとは思っていませんでした。こういった映像業界への入り口があることは、作る側にとっても出演する側にとっても素晴らしいことだなと思うので、出演できてとても嬉しいです」とコメントを寄せました。

 

ファイナリスト5 組の作品は、制作過程に密着したドキュメンタリーとあわせて4月からHuluで配信予定。その後、グランプリの副賞として賞金 100 万円とHuluオリジナル新作の監督権の獲得がかかった最終審査会と授賞式も4月に予定しています。また授賞式では、Hulu会員からの投票により決定するオーディエンス・アワード(賞金50万円)の受賞作品も発表されます。

「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」とは?

「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」は、創造力に富んだ若きクリエイターたちとともに新しいエンターテインメント作品を発信することを目指して、Hulu が立ち上げたクリエイター発掘&育成プロジェクト。

 

誰もがスマートフォン1つで簡単に映像作品を作り、発表できるようになった現代ならではの企画で、応募資格は「35歳以下であること」。企画力と熱意があれば、プロ・アマ問わず応募できます。第1回は老山綾乃の『まんたろうのラジオ体操』がグランプリに選ばれました。

 

2022年9月27日に実施された「ファイナリスト選考会」では、映画監督・ 今泉力哉(審査員⻑)、超歌手・大森靖子、俳優・藤原季節、漫画家・米代恭ら本プロジェクトの審査員4名が、約600の応募企画の中から一次選考・二次選考を通過した候補者10組のプレゼンを受け「ファイナリスト5組」を選出。ファイナリストたちは、プロの映像制作チームのサポートとともに監督として映像作品の制作に挑み、完成した作品は、制作過程に密着したドキュメンタリーとあわせてHuluで独占配信されます。

 

[ファイナリスト5作品詳細]

『そこに光があるなら』 カワイ・ヒバリ(かわい・ひばり) 16歳/高校生 

『はじめてのよあそび』 瀬名亮(せな・りょう) 18歳/大学生 

『宇宙人ともだち』 大江海(おおえ・かい) 30歳/CMディレクター

『姉にヒュッゲを教えたい!』(仮) 中林佳苗(なかばやし・かなえ) 27歳/テレビ局員

『ヒロインの親友はハードスケジュール!!』 てつおとゆうほ てつお 25歳/芸人、ゆうほ 26歳/会社員 

 

[Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ 概要]

名称:Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ(通称:HU35)

スケジュール:ファイナリストによる作品制作準備・制作期間:2022年10月〜2023年4月 

ファイナリスト作品配信:2023年4月中旬

最終審査会:2023年4月

公式 HP:https://HU35.jp/

主催・企画・製作:HJ ホールディングス株式会社 

制作・運営:東京テアトル株式会社 

©2022 HJ Holdings, Inc.

 

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