「レトロスペクティブ 映像の魔術師/大林宣彦の世界」と題し、大林宣彦監督の作品がCS衛星劇場で特集放送されます。

高橋幸宏が主演と音楽監督を担当した『四月の魚 Poisson d’avril』、企業PR映画『てのひらの中で、乾杯!キリンビールのできるまで』、大林宣彦初期の自主制作映画『EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』が登場します。

ジェームス三木の原作(『危険なパーティ』)を大林宣彦監督が映像化。今年1月にこの世を去った高橋幸宏が、主演と音楽監督を担当しました。南の島の酋長を妻の替え玉を使ってもてなす映画監督を描いたラブ・コメディです。

1984年作品

[監督・脚本]大林宣彦

[原作・脚本]ジェームス三木

[脚本]内藤忠司

[音楽監督]高橋幸宏 

[出演]高橋幸宏、今日かの子、赤座美代子、泉谷しげる、丹波哲郎

ロジェ・ヴァディム監督の『血とバラ』へのオマージュを、自らの青春とつなぎ合わせて抒情的に表現した初期の自主制作16ミリ作品。大林宣彦の名を全国に知らしめた自主映画時代の代表作です。

1966年作品

[監督]大林宣彦

[脚本]羽生杏子

 [出演]石崎仁一、田端エミ、赤坂サリ

1970年当時、キリンビールの工場を訪れた見学者に向けてのみ上映されていたという企業PR映画。撮影は大林映画『北京的西瓜』『ふたり』などの長野重一。当時のPR映画としては画期的であったことから伝説となっています。

1969年作品

[監督]大林宣彦

[脚本]大林宣彦、山名兑二 

[出演]山吉鴻作、久代ナナ美、木下桂子