青春真っ只中を「生きる」女子高生たち『17歳は止まらない』予告映像

TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORYから生まれた『17歳は止まらない』

『百円の恋』『愛の渦』『アンダードッグ』など数々の映画賞を獲得してきた東映ビデオ(株)が2021年6月に立ち上げた新たな才能を発掘するプロジェクト【TOEI VIDEO NEW CINEMA FACTORY】。キャリアも年齢も様々なクリエイターによる309本の企画と脚本から第1回製作作品に選ばれたのは、北村美幸監督『17歳は止まらない』。主演に池田朱那、共演に片田陽依、白石優愛、大熊杏優、中島歩ほかを迎え、新宿シネマカリテほかで8月4日に全国公開されます。このたび、本予告とポスタービジュアル、主題歌の情報が公開されました。

公開された予告編は、思春期の友情や恋愛など青春ど真ん中でありながら、動物たちの生と死などの「命をいただく」というテーマも映し出し、今を全力で生きる瑠璃の生命力あふれる一編。

 

農業高校で畜産を学ぶ17歳の瑠璃(池田朱那)、モモ(片田陽依)、彩菜(白石優愛)、くるみ(大熊杏優)らクラスメイトとが家畜から命の尊さを学んでいる場面を描きます。

 

近隣の高校に通う同い年のマサル(青山凱)は瑠璃に一目惚れして猛アタックをかけるが、瑠璃は「幼稚で、バカで、ガサツで、うるさくて、チンパンジーにしか見えない」とそっけない。反対に、農業高校教師の森(中島歩)に想いを寄せている瑠璃は、先生に振り向いてもらえるように一生懸命です。

主題歌はカネヨリマサルの書き下ろし

本作の主題歌は、カネヨリマサルの書き下ろした新曲「GIRL AND」に決定。ライヴ映像のTikTokが100万回再生されるなど、今話題のガールズ3ピースロックバンドが本作のために書き下ろした「GIRL AND」は、主人公・瑠璃の心情を表現した繊細な歌詞と、テンポの良い楽曲となっています。思春期の少女たちを勇気づける主題歌は本作を音楽面から支えます。

 

カネヨリマサルは次のようにコメントしています。

 

「『17歳は止まらない』の主題歌のお話を頂いた時、喜びで心が踊ったことを覚えています。カネヨリマサルを組んだ当初から『いつか映画の主題歌に私達の音楽が使われたら良いな』なんて夢の話を、ベース石原と河川敷で語ったことが思い浮かびました。それほど、私達の音楽が主題歌として参加できたことが光栄であり、カネヨリマサルとしての夢を叶えて頂きました。作品に触れ、瑠璃ちゃんのただ懸命に恋をする姿、人にも自分にもぶつかって、心を丸裸に自分を生きていく姿に、素直にかっこいいなと思えたり、愛おしくも思えたり、なんだか私にも重なる部分に身近さを感じました。書き下ろしですが、日々をもがきながら進んでいく少女の歌を、私なりにも表現できたと嬉しく感じています。是非映画と共に、カネヨリマサルの音楽も楽しんで頂けると幸いです」( カネヨリマサル/ちとせみな)

畜産×女子高生 異色の青春映画

本作品は、畜産×女子高生という組み合わせで、動物たちの生と死を絡ませながら進む青春映画。

 

瑠璃(池田朱那)は農業高校で畜産を学ぶ二年生。母ひとり子ひとりの家庭で育った瑠璃は動物の世話で忙しい学校生活と家計を助けるためのアルバイトを両立させながら、モモ(片田陽依)、彩菜(白石優愛)、くるみ(大熊杏優)らクラスメイトと家畜たちから「命をいただく」ことの尊さを学んでいます。ある日、瑠璃はモモと近隣の高校の文化祭へ遊びに行き、同い年のマサル(⻘山凱)を紹介されます。瑠璃に一目惚れしたマサルは後日猛アタックをかけますが、農業高校教師の森(中島歩)に想いを寄せている瑠璃はそっけない。森への情熱を募らせた瑠璃はある日、森の家へ押しかけて強引に思いを遂げようとしますが…。

 

「普段の食事は動物たちの命をいただいている」という事実を改めて体感させるストーリーは秀逸。ヒロインの瑠璃もエネルギッシュで、特別審査員を務めた足立紳(監督・脚本家)は「ずっとこのヒロインを観ていたいなあと思わせるものがあった」と太鼓判を押します。

 

『17歳は止まらない』は、8月4日(金)に新宿シネマカリテほかで全国公開。

 

[作品情報]

『17歳は止まらない』

監督・脚本:北村美幸 

出演:池田朱那、片田陽依、白石優愛、大熊杏優、⻘山凱、中澤実子、ジョカベル美羽、安部夏音、三好紗椰、中島歩

音楽:林 魏堂

主題歌:カネヨリマサル「GIRL AND」(Getting Better/Victor Entertainment)

製作:與田尚志 プロデューサー:佐藤 現 岡田 真 久保和明

撮影:田宮健彦 録音:飴田秀彦 美術:貝原クリス亮 編集:清野英樹

製作:東映ビデオ

制作プロダクション:レオーネ 

配給:東映ビデオ

©2023 東映ビデオ

2023年/日本/96分/5.1ch/シネマスコープ/カラー/デジタル