音楽が女性と子どもを哀しみから護る。『キャロル・オブ・ザ・ベル』予告映像

『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』7月7日公開

ウクライナの民謡をもとに生まれた「キャロル・オブ・ザ・ベル」の歌に支えられ、ひたむきに生き続ける戦時下の家族の姿を描く『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』が7月7日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほかにて全国公開。このたび、予告映像とシーン写真4点が公開されました。

公開された予告映像は、ウクライナ人の母・ソフィアの美しい歌声に心打たれるシーン。

 

ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)でユダヤ人が住む母屋に、ウクライナ人とポーランド人の家族が店子として共に暮らします。

 

ナチス・ドイツによる侵攻とソ連によって占領され、ポーランド人とユダヤ人の両親たちも迫害によって連行、娘たちだけがスタニスワヴフの家に残されることになってしまいます。そんな中、ウクライナ人の母であり歌の先生でもあるソフィアは、残されたユダヤ人の娘ディナ、ポーランド人の娘テレサの3人の娘たちを自分の娘と分け隔てなく、守り通して生き抜くことを誓います。

 

ソ連が撤退した後は、ナチスドイツに占領される過酷な運命を辿るスタニスワヴフ。だが「大きな舞台で“鐘のキャロル”を歌うの。みんなにいいことが起きる歌だから」と、歌うことで皆に幸せが訪れると信じ、歌い続けることを願う少女の姿、そして美しい歌声も観る人の胸を打つ予告編となっています。

 

公開されたシーン写真は、3家族が民族を超えて一つの食卓を囲む姿のほか、「キャロル・オブ・ザ・ベル」を歌い皆に幸せを届けようとするウクライナ人の少女・ヤロスラワ、迫害を受けた両親から残された娘たちを守り抜くため兵士からの尋問から逃れ寄り添うウクライナ人の母ソフィアの姿を切り取っています。

「キャロル・オブ・ザ・ベル」とは?

クリスマスキャロルとして有名な「キャロル・オブ・ザ・ベル」は、ウクライナで古くから歌い継がれている民謡「シェドリック」に1916年“ウクライナのバッハ”との異名を持つ作曲家マイコラ・レオントーヴィッチュが編曲し、英語の歌詞をつけたもの。映画『ホーム・アローン』(90)内で歌われ、世界中に知られるようになりました。この歌は「ウクライナ語、ウクライナ文化が存在している」という明確な証として今も歌い継がれています。

 

1939年1月、ポーランドのスタニスワヴフ(現ウクライナ、イバノフランコフスク)にあるユダヤ人が住む母屋に、店子としてウクライナ人とポーランド人の家族が引越ししてくるところから映画はスタートします。

 

ウクライナ人の娘ヤロスラワは音楽家の両親の影響を受け歌が得意で、特にウクライナの民謡「シェドリック」=「キャロル・オブ・ザ・ベル」は歌うと幸せが訪れると信じ大事な場面で都度その歌を披露する愛らしい女の子でした。

 

しかし、間もなく第2次大戦が開戦。スタニスワヴフはナチス・ドイツによる侵攻とソ連によって占領され、ポーランド人とユダヤ人の両親たちも迫害によって連行され、娘たちだけがスタニスワヴフの家に残されます。

 

ユダヤ人の娘ディナ、ポーランド人の娘テレサの3人の娘たちを分け隔てなく守り通して生きるウクライナ人の母であり歌の先生でもあるソフィア。だがその後、さらに戦況は悪化、ナチスによる粛清によってウクライナ人である自身の夫も処刑されてしまい、自分の娘、ポーランド人の娘、ユダヤ人の娘に加えて「この子には罪はない」と言って、さらにナチス・ドイツの息子もさらに匿うことになるも──。

 

『キャロル・オブ・ザ・ベル 家族の絆を奏でる詩(うた)』は、7月7日に、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほかで全国公開。

 

 

[作品情報]

『キャロル・オブ・ザ・ベル』

原題:Carol of the Bells

出演:ヤナ・コロリョーヴァ、アンドリー・モストレーンコ、ヨアンナ・オポズダ、ポリナ・グロモヴァ、フルィスティーナ・オレヒヴナ・ウシーツカ

監督:オレシア・モルグレッツ=イサイェンコ 

脚本:クセニア・ザスタフスカ 

撮影:エフゲニー・キレイ 

音楽:ホセイン・ミルザゴリ

プロデューサー:アーテム・コリウバイエフ、タラス・ボサック、マクシム・レスチャンカ

2021/ウクライナ・ポーランド/ウクライナ語/シネマスコープ/122分

配給: 彩プロ 後援:ウクライナ大使館 映倫G 

(C)MINISTRY OF CULTURE AND INFORMATION POLICY OF UKRAINE, 2020 – STEWOPOL SP.Z.O.O., 2020