料理の鉄人もびっくり!本物のフランス料理番組、シェフ登場『ウィ、シェフ!』本編映像

『ウィ、シェフ!』5月5日公開

フランスのキッチン・コメディ 『ウィ、シェフ!』が、5/5(金)公開。このたび、本編映像と監督のコメントが公開されました。

公開された本編映像では、主人公カティがスーシェフとして働き、喧嘩して辞めた店のスターシェフ、リナ・デレトが審査員として参加するフランスの料理番組「ザ・コック」の撮影風景を切り取っています。

 

日本にもかつて、道場六三郎、陳建一、坂井宏行などのスターシェフを生み出した超人気リアリティ番組「料理の鉄人」(フジテレビ:1993-1999)が放送されていましたが、フランスでは今でも料理番組が大人気で、全体の半分を占めるそう。進行役のコメントを裏で指示し、絵作りとして派手な部分を写すところなど、リアリティ番組の「本当のリアル」が垣間見えます。

 

カティは挑戦者のひとりとして番組に出連しますが、競う相手のひとり「エンゾ」は、フランスのサント=ジュヌヴィエーヴ=デ=ボワにある実在のビストロ、ル・プロンジョワール・デェン・ファスのシェフ、エンゾ・スカラムジーノ。また挑戦者にアドバイスする審査員も実在の人物。

 

カティが働いていたレストランとして登場する店の本物のオーナーシェフ、マチュー・パコーが「皿を拭いて」、ミシュラン二つ星のシェフ、ギイ・サヴォワが「いい感じだ」とコメントするシーンも入っており、星付レストランとしても名高いお店のシェフが実名で登場するところも見どころのひとつです。

 

またカティの作る「ラングスティーヌのセビーチェ」(手⻑海老のマリネ)はラデュッシュ入りでキウイソースが特徴の、白ワインが飲みたくなる一皿。フランス料理好きの人にはたまらないポイントが散りばめられた本編映像になっています。

 

プロのシェフ役をカンペキにつとめたカティ役のオドレイ・ラミーについて、 監督は「オドレイはアシピウスとル・ ディヴェレックという素晴らしいレストランの厨房で数ヶ月間、サバを回転させる練習をし、指に匂いがつくまで特訓しました。数週間後には、プロの料理人たちの中に溶け込んでいて、私は彼女を見分けられませんでした」とコメント。オドレイ・ラミーが習得したプロの技をぜひこの映像で確かめて。

移民の少年達を相手にするうちに心開いていく一匹狼のシェフ

一流レストランのスーシェフとして働くカティ。夢はいつか自分のレストランを開くことでした。でも、シェフと大ゲンカして店を飛び出し、ようやく見つけた職場は移⺠の少年たちが暮らす自立支援施設でした。

 

質より量、まともな食材はもちろん、器材すらない環境。不満をぶつけるカティに、施設⻑のロレンゾは少年たちを調理アシスタントにするアイデアを提案します。

 

フランス語がちょっと苦手な少年たちと、天涯孤独で人づきあいが苦手なカティ。料理が繋げた絆は少年たちの将来だけでなく、一匹狼だったカティの世界も変えてゆきます…。

 

 

[作品情報]

『ウィ、シェフ!』

原題:La Brigade 英題:Kitchen Brigade

監督:ルイ=ジュリアン・プティ 

出演:オドレイ・ラミー『シティーハンター THE MOVIE 史上 最香のミッション』、フランソワ・クリュゼ『最強のふたり』 

2022 年|フランス映画|フランス語|97 分|5.1ch|シネスコ|

字幕翻訳:星 加久実

後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ

提供:ニューセレクト 

配給:アルバトロス・フィルム*G 指定 

HP:ouichef-movie.com