「子どもたちを前にしたら、どんな重圧も困難も忘れる」世界の僻地で奮闘する先生たちのドキュメンタリー『世界のはしっこ、ちいさな教室』予告編

『世界のはしっこ、ちいさな教室』7月21日公開

『世界の果ての通学路』製作チームがふたたび結集し、世界の果ての“先生”に着目した感動のドキュメンタリー『世界のはしっこ、ちいさな教室』が7月21日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかで全国公開されます。このたび、予告映像と場面写真が公開されました。

この度公開されたのは、3人の教師と生徒たちが、学ぶ楽しさと大切さを改めて観客に教えてくれる、笑顔溢れる予告映像。

 

熱帯の僻地の村で新任にも関わらずいきなり30人以上の生徒を教えることになったサンドリーヌは、「子どもたちを前にしたら、どんな重圧も困難も忘れる」と奮闘します。

 

タリスマは、水没した農村で船を教室代わりに「私の使命は教育だけでなく良き道に導くこと」と様々な家庭の事情で満足に教育を受けられない子どもたちのために戦います。

 

スヴェトラーナは、「子どもたちが自信を持てるよう導いていきたい」と、シベリアの広大な雪原を移動しながら教鞭をとります。

 

環境は違えど、3人の教師たちが子どもたちの可能性を守ろうと強い信念 を燃やす姿には心打たれます。

 

公開された場面写真も、未来に灯りをともそうとする先生と子どもたちの笑顔が眩しく、それぞれの場所で小さな夢がひとつひとつ育っている瞬間を切り取っています。

© Winds - France 2 Cinéma - Daisy G. Nichols Productions LLC - Chapka - Vendôme Production

三者三様、世界の果ての先生に着目

1億2,100万人──それは、就学費用がない、近くに学校がない、学校に先生がいな いなどさまざまな理由から小学校で学べない子どもたちの数。日本でも大ヒットした『世界の果ての通学路』(12)の製作チームが、今度は世界の果ての先生に注目しました。

 

識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師で2人の子どもの母でもあるサンドリーヌ。バングラデシュ北部のボートスクールで、子どもや女性の権利を守るために粘り強く戦う若きフェミニストのタ スリマ。広大なシベリアに暮らす現役の遊牧民でありエヴェンキ族の伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナ。

 

彼女たちが直面する困難も個性も三者三様ですが、本作品は、子どもたちに広い世界を知ってほしいという情熱だけを胸に、家族と離ればなれになっても、両親から反対されても、「子どもたちには明るい未来がある」と、信じる道を進み続ける、先生たちと子どもたちが紡ぐ感動の教室ドキュメンタリー。

 

[作品情報]

『世界のはしっこ、ちいさな教室』

原題:Être prof/英題:Teach me If you can

監督:エミリー・テロン 

製作:バーセルミー・フォージェア『世界の果ての通学路』

ナレーション:カリン・ヴィアール『エール!』 

出演:サンドリーヌ・ゾンゴ、スヴェトラーナ・ヴァシレヴァ、タスリマ・アクテル

2021 年/フランス映画/仏語・露語・ベンガル語/82 分/字幕翻訳:星加久実 

後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ 

提供:ニューセレクト 

配給:アルバトロス・フィルム 

hashikko-movie.com 

© Winds - France 2 Cinéma - Daisy G. Nichols Productions LLC - Chapka - Vendôme Production