moooi(モーイ)、サローネで話題となった新作を早くも日本ローンチ

23年ミラノサローネで話題を呼んだオランダのインテリアブランドmoooi(モーイ)の新作が、早くも日本ローンチ。フラッグシップショップの「モーイ東京」(東京都港区南青山6丁目11-1 スリーエフ南青山ビル)にて披露されました。

流れ星に願いを込めて「スターフォールライト30」

スターフォールライト(615,000円・税込)は、夜空からこぼれ落ちる流れ星をイメージ。軌跡を描き降ってくる星々に出会えた時の高揚感や、新鮮な気持ちや深い安らぎをもたらす美しい星空を、プライベートな空間でも楽しむことができます。

 

シャンデリアが逆さまになったようなデザインで、30個のLED光源が下向きに星の光を注ぎます。30本のスリムなアームは長さが異なり、点在する星の光を再現。デザインを手掛けたのはスウェーデンのデザインデュオ「フロント」で、ロンドンのサイエンスミュージアムでのインスタレーションが基となっています。暗闇では光源だけが浮き上がり、ミラノサローネでも評判を呼びました。

格調高い花弁「アルドラソファ」

アルドラソファ(830,500円)はクラシックなコンセプトを現代風にアレンジしたデザインです。

 

印象的な彫刻的デザインは、ミラノのブルジョワと植物の花弁からインスパイア。どの角度から見ても目を引く美しさを醸し出しています。

 

向かい合った大きな背もたれは、2人が時間を忘れて会話を楽しむのに最適。ショールームに展示はありませんでしたが、一人で寛げる背もたれが1つのシェーズロング(575,300円)も左右ご用意があるとのこと。

 

ベルベットのファブリックには豊富なバリエーションがあり、生地やカラーを選んで自分好みにカスタマイズが可能です。

イソギンチャクのように動く「プリエプリーツライト」

プリエプリーツライト(183,700円)は、中央のシェードを上げ下げすることで、光の強弱や方向を調節可能。シェードを広げると柔らかく拡散され、折り込むと手元を明るく照らします。

 

このプリーツのギミックは、一日のリズムに合わせて花や葉が開いたり閉じたりする自然界の動きにインスピレーションを得ているようで、メカニカルでありながらどこか優しい雰囲気を漂わせる所以はそのあたりにありそうです。

 

シェード部分の素材はイサムノグチのような和紙ではなく、不織布PESです。

リアルな月面着陸「ムーン」

デジタルプリントを使った精細なラグもmoooiの特徴のひとつ。

 

このムーンコレクション(668,800円)は、NASAの提供する高解像度のビジュアルと、それを高精細に表現できるmoooi Carpetsの技術が結合して実現しました。

 

ムーンコレクションはクレータの中でも非常に大きく双眼鏡でも確認できるティコクレーターと、光の筋が美しいコペルニクスクレーターを含む、月の表情を鮮明に映し出しています。

 

ショールームでは、円形のラグが壁面に吊られ、まるでリアプロジェクションのように浮き上がって見えました。

絶滅危惧種よ永遠に「メメントモーイメドレー」

もうひとつ、モーイカーペットの注目作がこのメメントモーイメドレー(552,200円)。絶滅動物シリーズが一同に集まったデザインです。

 

天使と共に描かれる宗教画のような雲は美しいクラデーションと繊細なタッチで描かれ、その間からは様々な絶滅動物たちが姿を覗かせています。

 

そのテーマとは裏腹に、全体的なイメージはソフトでエレガント。シンプルでナチュラルなテイスト、ベージュやグレーなど淡い色を多用したフ ェミニンな風合いは、さりげないインテリアに最適。ひとたびひとつの動物と目が合うと、ほかの動物たちを探したくなってしまうことでしょう。

どんなソファのお供にも「moooiプーフ」

シンプルで堅実なデザインで時代を超えて使われてきたプフ。moooiのプーフ(207,900円)は、どんなソファにも合うような使いやすいデザインと高さで作られました。足置きとしてもテーブルとしても多目的に使えそうです(写真右)。

このほかにもmoooi東京ショールームには、TVドラマのインテリアシーンでもよく見かける照明ヘラクレウム3のグリーンverなど新シリーズもちらほら。1階だけでなく2階も含めて、改めて全体を見回してみると意外な発見がありそうです。