B&W、フラッグシップ800 D4 Signatureシリーズ発売

800 D4 Signatureシリーズ

英国発祥のスピーカーメーカーB&W(Bowers & Wilkins)は、既存の801 D4と805 D4の特別バージョン「801 D4 Signature」および「805 D4 Signature」をリリース、受注を開始しました。カラーリングはミッドナイトブルー・メタリックとカリフォルニアバール・グロスの2種類で、価格はそれぞれ3,685,000円(1本、税込)、880,000円(1本、税込)。

B&Wはこれまでも7の「Signature」シリーズをリリースしてきましたが、今回も同様に卓越した性能と特別な意匠が与えられました。

持てる技術をつぎ込みブラッシュアップ

801 D4 Signatureは、バス・ドライブユニットを再設計。磁気回路内のポールピースのトッププレートおよびミドルプレートの鋼材を改良し電流歪みを低減しています。

 

また、キャビネットとタービンヘッドの間に位置するアルミニウム製のトッププレートにも大幅な改良が加えられ、エンクロージャー上部からの不要な音の放射を大幅に低減しています。

 

バスレフポートも樹脂製からを鋳造アルミニウム製に置き換え、より引き締まったレスポンスと立ち上がりの速い正確な低音を実現しています。

 

クロスオーバーネットワークにも慎重な改良が加えられ、バイパスコンデンサーのアップグレードと使用個数の増加によって透明感を高めています。

 

 

805 D4 Signatureも801 D4 Signatureと同様、新しいバイパスコンデンサーによってアップグレードされたクロスオーバー、新開発バス/ミッドレンジの磁気回路を採用したほか、アルミニウム製トッププレートには固定箇所を2点増やす機構的な改良を施し、キャビネット上部から発生する不要なノイズや振動のさらなる低減を図っています。

こだわりのラグジュアリーな仕上げ

ミッドナイト ブルー・メタリック塗装は、ブランドの象徴であるオリジナルNautilusラウドスピーカーと同じもの。塗料とラッカーを合計11回塗り重ね、機械による研磨を経て煌びやかで深い光沢を湛える表面仕上げを実現しています。硬化時間を除いた塗装の工程だけで18時間以上の労力が費やされています。

 

カリフォルニアバール・グロスの突板を使用した仕上げは、1つとして同じもののない木目が特徴。この突板は、イタリアの専門メーカーALPIの木材を使用しています。14回以上のラッカー塗装と複数のサンディング工程が含まれ、合計で24時間を超える時間を要します。