吉田羊の第1話先行無料配信「にんげんこわい2」

落語のドラマ化「にんげんこわい2」8月11日放送

笑いの宝庫のようで実はコワい話の宝庫、落語。そんな落語の演目を原案とし、人間のさまざまな欲望が引き起こす物語を圧倒的映像美とともにオムニバス形式で描く新感覚落語ドラマのシーズン2「にんげんこわい2」が、8月11日よりWOWOWで放送・配信されます。このたび、第1話「紙入れ」の先行無料配信が決定し、WOWOWオンデマンドとWOWOW公式YouTubeチャンネルで公開がスタートしました。

「古典落語名作選」も配信スタート

あわせて「にんげんこわい2」で描かれる5つの演目を「ドラマの世界を落語で見よう!古典落語名作選」と題し、8月1日よりWOWOWオンデマンドにて配信がスタート。

 

https://wod.wowow.co.jp/program/192490

 

なお、番組から誕生したオリジナル落語会”柳家喬太郎「にんげんこわい」の落語会”(8月9日実施)はチケット絶賛発売中。さらに、9月23日(土)昼からオールナイトで開催する「夜空と交差する森の映画祭」での第1話「紙入れ」が上映されることも決定しました。

 

様々な連動企画をご用意している本番組。ぜひドラマと古典落語の両方を楽しんでください。

あらすじ

【第1話】「紙入れ」 

得意先のおかみさん(吉田)のもとへ約束の品を届けに来た小間物屋の新吉は、偶然おかみさんと旦那の営みをのぞいてしまいます。あくる日、再び商品を持ってきた新吉の懐に、手紙をそっと滑り込ませるおかみさん。そこには「明日の夜は旦那の帰りがないから、顔を見せにいらして」とある。翌晩、新吉は、旦那がくれた財布にその手紙を入れておかみさんを訪ねてしまうのですが…。

【第2話】 「品川心中(上)」

品川遊廓の看板花魁(おいらん)・お染(吉岡)は、一番の売れっ子だったが、次第に客がつかなくなりました。遊廓の祝い日のために金が必要になるもそれすら用意できず、しかし恥をかきたくないお染は、店に出入りしている貸本屋の金蔵に心中を持ち掛かけます。独り者で貧乏な金蔵は心底お染に惚れていて、心中に誘うには好都合の相手。品川沖に身投げしようと桟橋までやってき来たものの、金蔵はやはりやめようとお染にすがり付きます…。

【第3話】 「品川心中(下)」

心中し損なった花魁(おいらん)・お染(吉岡)は、何事もなかったかのように遊郭で客をとっています。一方、金蔵の身に起こったことを知った親方と弟子の二郎は、冷酷なお染に仕返しして一泡吹かせてやろうと、品川遊廓へとの乗り込んでくるのですが…。

【第4話】 「鰍沢」 

好奇心に任せて諸国を放浪している旅人(岡田)は、誘い込まれるように不思議な雰囲気の川を渡ってしまう。道に迷い、飲み水もなく旅人は力つき倒れ込み、やがて目が覚めるとそこは見知らぬ山小屋で、お熊と名乗る女性がひとり。妖しい空気をまとうお熊は、旅人が江戸で出会った月の兎花魁(つきのとおいらん)によく似ています。思わず問い詰めてしまった旅人に、お熊は温めた卵酒を勧めるのでした…。

【第5話】 「権助提灯」 

月明かりのない不気味な夜、商家に仕える飯炊きの権助(安田)は、提灯を持って若旦那のお供をするように命じられます。妻・そよが心配して、若旦那にめかけ・りんの家へ行ってあげてと頼んだのでした。しかし正妻の情けは受けたくないとりんは家に入れてくれません。仕方なく自宅へ戻ると、今度はそよもうちに入れてくれず、眠気に襲われる権助と若旦那の長~い夜が幕を開けます…。

【第6話】「笠碁」 

近江屋の隠居(松重)と、相模屋の隠居(伊東)は、碁を打っている間にいさかいになった様子。ほかに碁を打つ相手のいない近江屋の隠居はひとりで碁を打って時間をつぶします。一方、相模屋の隠居は碁会所に出かけてみたものの、周りから煙たがられてしまいます。外は雨、傘のない2人。ぬれそぼり、互いの家へ様子を見に行ってはすれ違います。いまいましい相手なのに碁を打ちたい気持ちばかりが募って......。 

[番組概要]

連続ドラマW-30「にんげんこわい2」 (全6話) 

■放送日時:8月11日(金・祝)午後11:00放送・配信スタート 

【放送】毎週金曜 午後11:00[第一話無料放送]【WOWOWプライム】 

【配信】各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信【WOWOWオンデマンド】 

※「にんげんこわい」(シーズン1)はWOWOWオンデマンドにて全話配信中

 

[スタッフ・キャスト]

語り:柳家喬太郎

脚本:首藤凜 山田由梨 舘そらみ

監督:賀内健太郎 山田由梨 松岡芳佳

撮影:山崎裕、百々新 照明:高坂俊秀 美術:富田麻友美 録音:古谷正志、治田敏秀 衣装:宮本まさ江 美粧:楮山理恵、田中美帆

統括プロデューサー:射場好昭 プロデューサー:高田亜美 小室秀一

制作協力:博報堂プロダクツ

製作著作:WOWOW

番組特設サイト https://www.wowow.co.jp/drama/original/ningenkowai2/