近浦啓監督『大いなる不在』、宮崎駿『君たちは〜』とともにサン・セバスティアン国際映画祭選出

森山未來主演『大いなる不在』2024年公開予定

森山未來が主演し、藤竜也、真木よう子、原日出子が共演する近浦啓監督の第二作目『大いなる不在』(英題: GREAT ABSENSE)が、宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』(英題: The Boy and the Heron)と共に第71回のサン・セバスティアン国際映画祭の「オフィシャルセレクション」へ選出され、ヨーロッパ初上映されることが発表。合わせて、場面写真4点が公開されました。

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「サン・セバスティアン国際映画祭」(現地日程9月22日(金)〜9月30日(土)開催)は、ヨーロッパにおいてカンヌ、ベルリン、ベネチアの映画祭に次ぐ重要な映画祭とされておりスペイン語圏最大の映画祭。今年、日本からは、宮崎駿監督の 『君たちはどう生きるか』と近浦啓監督の『大いなる不在』の二作品がコンペティション部門「オフィシャルセレクション」に選出されました。

 

近浦監督は、『コンプリシティ/優しい共犯』(2018)が長編デビュー作品ながら、トロント、ベルリン、釜山などの名だたる国際映画祭に正式招待され、国際的に活躍が期待される新鋭の監督で、本作品が2作目の長編作品。約20作品の中で最高賞「ゴールデンシェル」に加えて、監督賞、主演・助演俳優賞等の「シルバーシェル」のコンペ対象となっており、映画祭期間中には、監督の近浦啓が映画祭への出席を予定しています。

 

また本作は、現地日程9月7日(木)から開催される第48回トロント国際映画祭のコンペティション部門となる「プラットフォーム部門」でのワールドプレミア上映も決まっており、映画祭期間中に、キャストの森山未來、藤竜也、真木よう子、原日出子が揃って映画祭への出席を予定しています。

 

金浦監督は次のようにコメントしています。

 

「世界初上映のトロント国際映画祭に続き、ヨーロッパ初上映をサン・セバスティアン国際映画祭のコンペティションで迎えることができること、大変光栄です。短編映画の頃から自主制作の体制で、右も左も分からず映画制作に取り組んできた中、このような大きな舞台でこの作品を披露できることには感慨深いものがあります。9月は、トロントとサン・セバスティアンで、北米の観客の反応とヨーロッパでの反応の違いなどを実感できると良いなと思います」

 

『大いなる不在』は、2024年日本公開予定。

 

[作品情報]

『大いなる不在』

監督・脚本:近浦啓 共同脚本:熊野桂太 

出演:森山未來、藤竜也、真木よう子、原日出子 ほか 

助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会

特別協力 北九州フィルム・コミッション

製作:クレイテプス 

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