ちょっと敷居が高いオペラに親しむなら映画もアリ!“オペラ映画”3選

深遠な内容が熱狂的なファンを惹き付けて止まないオペラ。興味はありながらも、なかなか劇場にまで足を運びにくいのは、上演時間が長くチケット代も高く、たいていイタリア語なこともあってハードルが高いのが理由でしょう。何がそんなにファンを魅了するのか?それを知る手段として「オペラ映画」はいかがでしょう。

 

ここではオススメ3作品を紹介します。

『ラ・ボエーム ニューヨーク愛の歌』10月6日公開〜NYを生きる若き4人の芸術家たちの苦悩

© 2022 More Than Musical.All Rights Reserved.
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オペラ最高傑作「ラ・ボエーム」の設定を1830年代のパリから現代のニューヨークに置き換え、メインキャラクターにアジア人を据えるなどの大胆なアレンジのもと、これまでにないまったく新しいミュージカル映画として生まれ変わりました。舞台は大晦日のニューヨーク。凍える寒さの屋根裏部屋で、その日暮らしの夢見る4人の芸術家たち。どんな苦境にも前を向き、儚くも情熱的な日々を懸命に生きる若者たちの青春群像劇は、パンデミックという底知れぬ不安を経験し、その影響でひろがった格差や貧困の余波に身を置く私たちに今だからこそ響きます。

『魔笛(2006)』モーツァルトの代表作

神童と呼ばれた作曲家モーツァルトが生涯最後に完成させたオペラ「魔笛」を、俳優としても活躍しているケネス・ブラナー監督が、舞台を古代エジプトから第一次世界大戦下のヨーロッパに置き換えて映画化。第一次世界大戦前夜のヨーロッパ。兵士タミーノは戦場で命を失いかけたところを、夜の女王に仕える3人の侍女に救われます。女王から魔法の笛を渡され、暗黒卿ザラストロに誘拐された娘パミーナを救い出してくれと頼まれた彼はザラストロの神殿に忍び込み、そこで出会ったパミーナと瞬く間に恋に落ちます。そんなふたりがやがて知ることになる驚愕の真実とは…。

『カルメン(1983)』誰もがその名を知る彼女の魅力

カンヌ映画祭でのパルムドール受賞歴もあるイタリアの名監督フランチェスコ・ロージが、ビゼー作曲の「カルメン」をオール・スペインロケで忠実に映画化。アンダルシアのタバコ工場で働く情熱的で奔放な女カルメンは、衛兵ドン・ホセに目をつけ誘惑しようとします。カルメンは工場で騒ぎを起こすも、 彼女に魅せられたドン・ホセは彼女を逃がしてしまいます。夜、酒場で仲間たちと歌い騒ぐカルメン。そこを通りかかった人気闘牛士のエスカミーリョはカルメンに魅了。その後軍隊を辞めたドン・ホセは、カルメンとともに密輸グループの一員となります。そんな彼らの前に再びエスカミーリョが登場し、カルメンを懸けてドン・ホセと決闘を行うも勝負がつかず、エスカミーリョはカルメンを闘牛に誘いその場を立ち去ります。その時、すでにドン・ホセに愛想をつかしていたカルメンは、エスカミーリョに招待された闘牛場へと向かい、そこにはドン・ホセの姿もあり心変わりしたカルメンを刺し殺してしまい...。