新たなSDGsのカタチ…自然そのままの白樺を生かした「スツール 60 ヴィッリ」

「スツール 60 ヴィッリ」10月20日先行発売

フィンランドの家具ブランドArtek(アルテック)は、イタリアのデザインスタジオFormafantasma(フォルマファンタズマ)と協働し、「Wild Birch」を使用した90周年モデル「スツール 60 ヴィッリ」をArtek TokyoとCIBONEで10月20日先行発売、11月1日に一般発売します。

photos by Bryan Saragosa

Wild Birchとは、自然そのままの白樺の意。新たな木材選定基準として、従来より基準の幅を少し広げ、自然ならではの個性や特徴が表出したバーチ材を外観にも用いることをいいます。SDGsの意識を反映したモノとも言え、フォルマファンタズマは次のように解説します。

 

「木材を選ぶ基準を再定義すること。目に見えて分かりやすくなくとも、その新たな定義は製造過程において必ず提示され、最終的には製品上の細部に現れます。建築やデザインの分野で、今できるもっとも興味深い改革は、目に見えない部分だと思います。裏側にこそ、できることがたくさんあります」

世界90脚の限定モデルも

Artek Tokyo StoreとArtek Japan公式サイトでは、10月18日(水)11:00 より「スツール 60」特別モデル4種類が各モデルにつき世界で90脚発売されます。価格は各55,000円。

 

自然のフィンランドバーチならではの特徴として現れる 「バーク=木材の樹皮に近い部分の模様」「ノット=枝の節」「コア=幹の芯の濃い色の部分」「トレイル=昆虫による痕跡」4種類それぞれを一脚に集めるように選ばれ、座面裏には各モデルの特徴の説明とシリアルナンバーを記した金属プレートが付き、同じ金属の釘で特徴が現れた箇所に印が施されます。