『ニューヨーク・オールド・アパートメント』2024年1月12日公開
最優秀作品賞・監督賞・女優賞ら9冠を受賞し欧米映画祭を席巻した感動作!NYの片隅で疎外されて生きる母と息子たちの痛切な葛藤と成長を優しい眼差しで描く感動作『The Saint Of The Impossible』が、邦題『ニューヨーク・オールド・アパートメント』として、2024年1月12日(金) より新宿シネマカリテほか全国公開決定。このたび、ポスタービジュアルが公開されました。
公開された本ポスターでは、大都会NYで肩身狭く日々を過ごしす兄弟が、神秘的な魅力を放つ女性と出会い、日々の苦悩を忘れて楽しいひと時を過ごすシーンが切り取られています。
「ぼくらは懸命に恋をしたー。”透明人間“だったこの街で」というキャッチコピーから、不法移民として日陰で生きることしか出来なかった”大都会弱者“の彼らが、恋をしてはじめて生きる意味を見出す希望伝わるビジュアルとなっています。
本作品は、短編「ボン・ボヤージュ」が世界各国の42の賞を受賞し第89回アカデミー賞短編映画賞ノミネートを果たした欧米注目の新進気鋭監督マーク・ウィルキンス待望の長編デビュー作。ユダヤ人移民の家族で育ち、母親が強制収容所アウシュヴィッツの生存者だったベストセラー作家のオランダ人作家アーノン・グランバーグの小説をもとにアメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描きだしています。
双子の兄弟役は、南米ペルーのオーディションで選ばれたシンデレラボーイ、アドリアーノ・デュランとマルチェロ・デュラン。本当の双子で、本作が映画デビュー作。LOS MORDOSというロックバンドで活躍しています。
母ラファエラ役には、ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『悲しみのミルク』などで知られる国際派女優のマガリ・ソリエル。反骨精神を持つ移民の母を熱演しています。
ミステリアスな美女クリスティン役には、今注目の若手女優タラ・サラー。さらに、ベテラン個性派俳優サイモン・ケザーなどが脇を支えています。
日陰者の移民が生きる意味を見いだしていく…
日陰で生きることしか出来なかったぼくらを照らした、ひとすじの愛…安定した生活を夢見て祖国ペルーを捨てNYで不法移民として暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら二人の息子を女手一つで育て、息子たちも配達員として家計を支えるギリギリの毎日。
街から疎外された自分を“透明人間”と憂う二人の息子は、ある日、謎を秘めた美しい女性クリスティンと出会い、恋に落ちます。一方母ラファエラも白人男性からの耳触りのいい話に誘われ飲食店を開業しますが…。
アメリカン・ドリームを夢見る母と年頃のピュアな息子たち。そんな“大都会弱者”である貧しい移民家族に訪れた悲劇。日陰で生きる「何者でもなかった」彼らが恋をして、大切な何かに気づき、はじめて「自分」として生きる意味を見出していきます。
貧しくも懸命に生きる姿をリアルな息遣いが感じられるNYでの大胆なロケとウィットに富んだ詩的な映像美で紡ぎ出し、観る者の心を掴んで離しません。
『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は、2024年1月12日(金) 全国公開。
[作品情報]
『ニューヨーク・オールド・アパートメント』
原題: The Saint Of The Impossible
監督:マーク・ウィルキンス
脚本:ラ二・レイン・フェルタム
原作:「De heilige Antonio」(アーノン・グランバーグ)
出演:マガリ・ソリエル、アドリアーノ・デュラン、マルチェロ・デュラン、タラ・サラー、サイモン・ケザー
2020 年/スイス/英語、スペイン語/98 分/ビスタ/5.1ch
配給・宣伝:百道浜ピクチャーズ
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