脚本家・高田亮の脚本の魅力…最新作『こいびとのみつけかた』ほか注目作3選

『こいびとのみつけかた』10月27日公開

『まともじゃないのは君も一緒』の監督・前田弘二と脚本・高田亮が贈る「おかしな二人の物語」第二弾『こいびとのみつけかた』が、10月27日(金)より、新宿シネマカリテほかで全国公開されます。今回は、脚本家・高田亮のおすすめ3作品を紹介します。

『そこのみにて光輝く』 (2014年)

今の日本を予期したような作品群を遺し自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の唯一の長編小説を、呉美保監督メガホンで映画化。

仕事を辞めブラブラと過ごしていた佐藤達夫(綾野剛)は、パチンコ屋で気が荒いものの人懐こい青年・拓児(菅田将暉)と出会います。拓児の住むバラックに案内されると、そこには寝たきりの父、その世話に追われる母、水商売で一家を支える姉の千夏(池脇千鶴)が暮らしていました。そんな場所でひとり光輝く千夏に達夫は次第に惹かれていきます。やがて互いに思い合うようになったある日、達夫は千夏の衝撃的な事実を知ります。

『ボクたちはみんな大人になれなかった』 2021年公開

作家の燃え殻が2016年に発表したデビュー小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」を、主人公・森山未來、ヒロイン・伊藤沙莉にて映画化。 

1995年、ボクは彼女と出会い、生まれて初めて頑張りたいと思った。「君は大丈夫だよ。おもしろいもん」。初めて出来た彼女の言葉に支えられがむしゃらに働いた日々。1999年、ノストラダムスの大予言に反して地球は滅亡せず、唯一の心の支えだった彼女はさよならも言わずに去っていった――。志した小説家にはなれず、ズルズルとテレビ業界の片隅で働き続けたボクにも、時間だけは等しく過ぎ、そして2020年。社会と折り合いをつけながら生きてきた46歳のボクは、いくつかのほろ苦い再会をきっかけに、二度と戻らない“あの頃”を思い出し......。

『こいびとのみつけかた』(10月27日公開)浮世離れしたピュアなラブストーリー

世の中に馴染めない、ちょっぴりエキセントリックな2人が繰り広げる、〈可笑しくピュア〉なラブストーリー。

©JOKER FILMS INC. 
©JOKER FILMS INC. 

植木屋で働き、いつも雑誌の切り抜きをポケットに詰め込んで、一人で妄想している変わり者のトワ(倉悠貴)。彼は、コンビニで働く園子(芋生悠)に恋をします。なんとか彼女と話したいと思ったトワは、コンビニの前から木の葉を並べて彼女をおびき寄せようとします。周りは当然、そんな幼稚な方法でくるわけがないとからかうのですが、彼女はその木の葉の道を辿って、トワの元へやってきます。

 

「あの……そちらお名前は?」

 

園子もまた、廃工場に暮らして奇妙な生き物の彫刻をたくさん作っている風変わりな女でした。周りに溶け込めない2人は仲を深め、現実から逃れるように2人だけの世界を作っていきます。しかし園子は、いつまでもトワと同じ世界には一緒にいられない、ある秘密がありました…。

 

『こいびとのみつけかた』は、10月27日(金)、新宿シネマカリテほかで全国公開。

 

[作品情報]

『こいびとのみつけかた』

監督:前田弘二 

脚本:高田亮  

音楽:モリコネン

出演:倉悠貴 芋生悠 / 川瀬陽太 奥野瑛太 高田里穂 松井愛莉 並木愛枝 小沢まゆ / 成田凌 宇野祥平

2023年/日本/99分/5.1ch/スタンダード 

©JOKER FILMS INC.  

http://koimitsu.com

制作プロダクション:ジョーカーフィルムズ、ポトフ 

企画・製作・配給:ジョーカーフィルムズ