『コットンテール』2024年3月1日公開
リリー・フランキー主演、その妻に木村多江、共演に錦戸亮、高梨臨を迎えて制作された日英合作映画『COTTOONTAIL(原題)』が、邦題を『コットンテール』とし、2024年3月1日(金)に新宿ピカデリーほかで全国公開決定。先駆けて正式出品された第18回ローマ国際映画祭グランドパブリック部門(GRAND PUBLIC)で、主演のリリー・フランキーとパトリック・ディキンソン監督がワールドプレミア上映に出席、パトリック・ ディキンソン監督が最優秀長編作品賞を受賞しました。
©2023 Magnolia Mae/ Office Shirous
現地時間10月26日、リリー・フランキーとパトリック・ディキンソン監督がレッドカーペットに登場。リリーは『万引き家族』のカンヌ国際映画祭以来となる国際映画祭のレッドカーペットで、ローマ市民、世界中から集まった映画ファン、マスコミからリリー・コールが湧き上がり、握手、サイン、写真を求められ、なかなか前に進めないほど。
ワールドプレミアとなる公式上映では、エンドロールが始まった瞬間から、拍手の嵐。エンドロールにリリーの名前が出ると観客は熱を帯び、リリーも立ち上がって観客に応えました。
リリーは、「パトリックというイギリス人監督が撮った、日本人家族の物語がローマの方々に熱く迎えられたこと、『コットンテール』という作品が国を超えていく瞬間を目の当たりにするという素晴らしい経験ができました」と感激を語りました。
なお、日本からは同部門に宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』も出品されました。
妻の最後の願いを叶える旅で親子が心通わすまで
兼三郎(リリー・フランキー)は、妻・明子(木村多江)を失うまで、一人息子の慧(トシ)(錦戸亮)と疎遠に。明子の葬式で久し振りにトシとその妻・さつき(高梨臨)、孫のエミに会います。
喪主の兼三郎は、酒に酔い、だらしない態度。明子の遺言状は、子供の 頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地で、夫婦で行きたいと思っていたイギリスのウィンダミア湖に散骨して欲しいと書かれていました。
兼三郎と慧一家は、明子の最後の願いを叶えるため、東京からイギリスに向かいます。しかし心を開きあえないふたりは言い争いとなり、兼三郎は何も言わずに一人で湖に向かってしまいます。
道に迷い途方に暮れる中、ある農場のジョン(キアラン・ハインズ)と娘メアリー(イーファ・ハインズ)の世話になり、次第に心が安らいでいった兼三郎は、迎えに来たトシにずっと言えなかった秘密を打ち明けます。
『コットンテール』は、2024年3月1日(金)に新宿ピカデリーほかで全国公開。
[作品情報]
『コットンテール』
出演:リリー・フランキー 錦戸亮 木村多江 高梨臨 イーファ・ハインズ/キアラン・ハインズ
監督・脚本:パトリック・ディキンソン
製作プロダクション:マグノリア・マエ・フィルムズ、オフィス・シロウズ
製作総指揮:ガブリエル・タナ
プロデューサー:押田興将、キャロリン・マークス・ブラックウッド、エレーヌ・テオドリー
配給:ロングライド
2023年/イギリス・日本/日本語・英語/シネマスコープ/カラー/原題:COTTONTAIL
©2023 Magnolia Mae/ Office Shirous
公式サイト https://longride.jp/cottontail