『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』追悼上映12月22より
11月30日に逝去した伝説のパンク・バンド「ザ・ポーグズ」のシェイン・マガウアンの人生に迫るドキュメンタリー『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』の追悼上映が決定しました。
©️ANDREW CATLIN ©️NATIONAL CONCERT HALL, DUBLIN © The Gift Film Limited 2020
アイリッシュ・パンクという一大ジャンルを築き、ヨーロッパで最も人気なクリスマス・ソング『ニューヨークの夢』等のヒット曲で知られ、故チバユウスケ(The Birthday)、甲本ヒロト(ザ・クロマニヨンズ)ら多くの日本のアーティストからも愛された伝説の英パンク・バンド「ザ・ポーグズ (THE POGUES)」のフロントマン、シェイン・マガウアン。
11月30日逝去したとの報を受け、シェインの破天荒すぎる音楽人生に迫ったドキュメンタリー映画の追悼上映が決定しました。
[12月8日(金)時点での上映劇場と日程]
アップリンク吉祥寺:12/22(金)〜12/28(木) ※12/23(土)上映後 ピーター・バラカン氏登壇(予定)
シネマ・ジャック&ベティ:12/23(土)〜12/29(金)
川越スカラ座:12/23(土)〜12/24(日)
小山シネマロブレ:12/25(月)
上田映劇:12/22(金)〜12/25(月)
センチュリーシネマ:12/25(月)
第七藝術劇場:12/25(月)
八丁座:12/23(土)
KBC シネマ:12/24(日)
チネ・ラヴィータ:12/24(日)〜12/25(月)
・12/29 以降の上映劇場
シモキタ - エキマエ - シネマ『K2』:12/29(金)〜12/30(土)
シネ・ヌーヴォ X:1/6〜(土)
新文芸坐:1 月(予定)
※上映時間は各劇場HPで確認
※追加公開劇場は作品公式Xで確認
LiLiCoも「最近では一番のドキュメンタリー映画」
本作は日本でも昨年公開されるや「大傑作」と音楽ファンを中心に劇場を賑わせました。「TBSドキュメンタリー映画祭」でアンバサダーを務めたLiLiCoも、最近見た印象深いドキュメンタリー作品として本作を挙げていました。
製作を務めたのが、シェインと30年来の友人ジョニー・デップであることでも話題を集めました。
監督は、『ビギナーズ』(86)、『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』(79)で知られる音楽ドキュメンタリーの巨匠ジュリアン・テンプル。シェインの一筋縄ではいかない歴史を紐解いて鮮烈に映像化し、第68回サン・セバスチャン国際映画祭で審査員特別賞を受賞しました。
5歳にして飲酒・タバコ。50歳で全歯を失う伝説のロッカー
5歳から飲酒・競馬・タバコを嗜み、10代で移住したロンドンでドラッグ地獄に転落。そこから這い上がるように始めたバンドで絶大な人気を集め、瞬く間に英ロック界のスターに。
彼の伝説は音楽だけに留まらず、ライブ中泥酔して退場、素行が悪すぎてバンドから追放、長年に亘る酒と薬の濫用で、50歳にして全歯を失うなどエピソードに事欠きません。
本作では、爆弾発言だらけのシェインのインタビュー映像に加え、貴重なライブ映像や、米国の作家ハンター・S・トンプソンのコラボで知られるイラストレーター、ラルフ・ステッドマンによるアニメーションを交えつつ、彼の半生を丸裸にしていきます。
さらに、プライマル・スクリームのボビー・ギレスピーやジョニー・デップらがインタビュアーとして出演、直近のシェインの心の内を聞き出すことに成功。アイルランドで過ごした子供時代からロンドンのパンク・シーンで活動したシェインの人生を通して、彼の情熱、ユーモア、深い音楽知識、歴史、ポップカルチャーを見事に描きます。
12月25日はシェイン・マガウアンの生誕日。『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』の追悼上映は、12月22日(金)より順次行われます。
[作品情報]
『シェイン
英題:CrockofGold:AFewRoundswithShaneMacGowan
製作:ジョニー・デップ
監督:ジュリアン・テンプル(『ビギナーズ』、『セックス・ピストルズ/グレート・ロックンロール・スウィンドル』) 出演:シェイン・マガウアン、ジョニー・デップ、ボビー・ギレスピー、モーリス・マガウアン、シヴォーン・マガウアン、ヴィクトリア・メアリー・クラーク、ジェリー・アダムズ、ボノ他 2020 年/アメリカ・イギリス・アイルランド/130 分/英語/日本語字幕:髙内朝子/字幕監修:ピーター・バラカン R18+
配給:ロングライド
公式サイト:https://longride.jp/shane/
© The Gift Film Limited 2020