モリコーネが染みる!『死刑台のメロディ』と日本初公開『ラ・カリファ』予告編

『エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2』4月19日開催

名匠エンニオ・モリコーネが手がけた『死刑台のメロディ』(71)4Kリマスター・英語版と、日本初公開『ラ・カリファ』(70)の名曲映画2作品が、『エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2』として4月19日(金)より新宿武蔵野館ほかで公開。このたび、予告編と場面カットが公開されました。

公開された予告編では、1920年代のアメリカで実際に起こった悪名高き冤罪事件“サッコ=ヴァンゼッティ事件”の裁判を描く『死刑台のメロディ』(71)から、本作で1971年度カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞したリカルド・クッチョーラの迫真の演技に目を奪われます。モリコーネの音楽とジョーン・バエズの歌がその熱演をさらに際立たせ、観る者の心を奪う本作の一端を感じさせます。

 

一方の『ラ・カリファ』(70)は、「今世紀最高の女優」(仏 CSA 調べ)に選出されるなど、ヨーロッパ最大の映画スターとして絶大な人気を誇り、日本でも人気の高い伝説の女優ロミー・シュナイダーの日本未公開作でありながら、数あるモリコーネのスコアの中でも人気上位曲となっている本作のテーマ曲に注目です。最盛期前夜のロミー・シュナイダーが許されぬ恋におちる女性を体当たりで演じた社会派メロドラマに、モリコーネの“極上の甘美なメロディ”が重なります。

死刑台のメロディ 4K リマスター・英語版(SACCO E VANZETTI)

モリコーネの音楽とバエズの歌が心を撃つ─。カンヌ国際映画祭男優賞受賞の名作実話ドラマが4Kリマスター・英語版で待望の劇場リバイバル!

 

1920 年代のアメリカで実際に起こった悪名高き冤罪事件“サッコ=ヴァンゼッティ事件”。その人種的、思想的差別と偏見に満ちた裁判の一部始終を、ジュリアーノ・モンタルド監督が冷徹に映画化しました。

 

サッコ役のリカルド・クッチョーラが迫真の演技で1971年度カンヌ国際映画祭男優賞を受賞。名匠エンニオ・モリコーネが音楽を手がけ、本作に賛同した活動家で歌手のジョーン・バエズが主題歌(「勝利への讃歌」)と挿入歌(「サッコとヴァンゼッティのバラード」)の2曲を哀悼を込めて歌っています。

 

監督・脚本:ジュリアーノ・モンタルド 撮影:シルヴァーノ・イッポリティ 音楽:エンニオ・モリコーネ 歌:ジョーン・バエズ

出演:ジャン・マリア・ヴォロンテ、リカルド・クッチョーラ、ミロ・オーシャ、シリル・キューザック、ロザンナ・フラテッロ

1971 年/イタリア/ドラマ/原題:SACCO E VANZETTI/125 分/カラー/ビスタサイズ/DCP/英語モノラル

©UNIDIS JOLLY FILM

ラ・カリファ(LA CALIFFA)

モリコーネの甘美なメロディが心に沁みる─。最盛期前夜のロミー・シュナイダーが許されぬ恋におちる女性を体当たりで演じた社会派メロドラマが、待望の日本初公開!

 

かつての仲間だった工場長とストライキの女性リーダーが恋におちてゆく社会派メロドラマ。32歳の女盛りを迎えた凛々しいロミー・シュナイダーと、『Mr.レディ Mr.マダム』シリーズのウーゴ・トニャッツィが禁断の恋を演じています。

 

本作のテーマ曲は、数あるモリコーネのスコアの中でも人気の高い曲として知られるも、映画自体は日本劇場未公開とあって、今回ファン待望の日本初公開が実現します。

 

監督は脚本家として活躍し、本作で監督デビューを飾ったアルベルト・ベヴィラクア。

 

監督・脚本:アルベルト・ベヴィラクア 

撮影:ロベルト・ジェラルディ 音楽:エンニオ・モリコーネ

出演:ロミー・シュナイダー、ウーゴ・トニャッツィ、マリーナ・ベルティ、マッシモ・ファネッリ、ロベルト・ビサッコ

1970年/イタリア・フランス/ドラマ/原題:LA CALIFFA/112 分/カラー/ビスタサイズ/DCP/イタリア語モノラル

©1970 RTI