夏川結衣主演『夜がまた来る』7月3日発売
22年5月22日に急逝した石井隆監督の三回忌に合わせ、劇場長編初期作品をBlu-ray化するプロジェクトが進行中です。このたび、夏川結衣主演の『夜がまた来る』の7月3日発売が正式発表されました。
©テレビ東京/キングレコード/ムービー・アクト・プロジェクト
すでに、第1弾『死んでもいい』(92)が初Blu-ray化で5月10日発売、第2弾『ヌードの夜』(93)の6月5日発売が決まっていましたが、このたび、第3弾『夜がまた来る』(94)の初Blu-rayが7月3日発売決定。
あとは、第4弾『天使のはらわた 赤い閃光』(94)の初ディスク化、初Blu-ray化のリリース日正式発表を残すだけとなりました(24年8月予定)。
佐々木原保志カメラマン監修により、オリジナルネガよりローコンプリントを起こして制作したHDマスター版を元にBlu-ray化 が実現。
映像特典に撮り下ろしインタビューなどを収録しています。
『死んでもいい』
©サントリー/日活/アルゴ・ピクチャーズ
気ままな旅を続けていた青年が人妻にひと目惚れしたことから始まる、愛憎入り交じるエロティック・ラブサスペンス。
初夏の大月駅に降り立った信(永瀬正敏)は、突然の雨の中、名美(大竹しのぶ)に出会います。心魅かれるまま名美の働く不動産屋を訪れた信は、社長の土屋英樹(室田日出男)にアパートを借りたいと突然申し出、信は名美が英樹の妻であることを知るも、成り行きから英樹の下で働くことに。あるドシャ降りの夕方、帰りの遅い信を名美が探しにいくと、信は思いつめた表情でモデルルームにいました。自分を抑え切れない信はそこで名美を犯してしまい、その後今度は名美が誘うように2人はベッドで肌を合わせるのですが...。
『ヌードの夜』
©日活
“何でも代行屋・紅次郎”こと村木(竹中直人)の事務所に、どこか陰のある美女(余貴美子)が訪れ、東京をガイドしてほしいという依頼してきます。その夜、都内の高級ホテルに帰った女・名美は、腐れ縁のやくざ・行方(根津甚八)を部屋に招き入れシャワー室で刺し殺します。次の日、何も知らない村木はホテルに行き死体を発見。嵌められたことを知った村木は旅行バッグに死体を入れ、名美を追います。自分を陥れた女と知りながらどうしようもないほど名美に惹かれてしまった村木は、奥底の見えない深淵に自らはまり込んでいき・・・。
出演は、石井監督の盟友・竹中直人、石井監督が不滅のヒロイン名美をイメージした女優・余貴美子、石井ノワールに欠かせない名優・根津甚八ほか。
『夜がまた来る』
おとり捜査のため池島組に潜入していた麻薬Gメン・土屋満の死体が横浜港に浮かんだ。汚職の嫌疑をかけられ犬死にした夫の無実を信じるのは妻の名美だけ。満の葬式の日、押しかけて来た池島組の組員たちに名美はレイプされ、絶望のあまり自殺を図ります。一命を取りとめた名美は、夫を殺したのは池島組会長・池島政信であると睨み、地下駐車場で待ち伏せ、池島を刺そうとした時、名美を制止したのは池島組幹部の村木哲郎でした。池島を殺すことに失敗した名美はまたもや自殺を図るも村木に助けられ、池島組にかかわるのは止めろと忠告されます。しかし、名美は池島馴染みのクラブでホステスとして池島に近づき、情婦となって復讐を果たそうとします・・・。
石井隆の描いた壮絶な物語のヒロインを演じたのは、映画デビュー間もない夏川結衣。献身的に名美を助ける村木には、石井作品に欠かせない根津甚八。そのほか、先日逝去した寺田農のほか、椎名桔平らも名を連ねます。
発売元:中央映画貿易株式会社/ダブル・フィールド株式会社
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
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