本来あるべき微妙な光のグラデーションが明らかに!『オペラ座の怪人』4Kリマスター本編特別映像

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』6月14日公開

映画公開から20周年のアニバーサリーイヤーを迎える『オペラ座の怪人』が4Kデジタルリマスターされ6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーされます。このたび、ファントムが『Angel of Music』を歌い上げながらクリスティーヌを隠れ家へ誘い込む本編特別映像が公開されました。

公開されたのは、オリジナル版の撮影監督で再グレーディングを監修したジョン・マシソンが「もっとも注力した」という、ファントムの隠れ家である洞窟が映し出されたシーン。

 

ファントムが愛するクリスティーヌを初めて自分の隠れ家に招待するシーンですが、ボートが進むと同時に次々と水面下から蝋燭が現れ、暗かった洞窟に少しずつ灯りが灯され、やがて天井に反射していく神秘的でロマンチックな様子が捉えられています。

 

撮影当時、この特殊なセットはCGなどではなく、ロンドンのパインウッドスタジオで天井まで完全に作られたものだったそう。そのため、洞窟の構造上、全ての作業が水の中で行われましたが、撮影時ジョンはセットの水浸しの部分を利用、隠れ家の天井に照明を反射させていました。

 

そのためオリジナルでは、こうした微妙な光のグラデーションがやや失われていましたが「デジタルで全体をグレーディングすることで、画質を大幅に向上させ、本来の照明の意図を実現することができた」さらに、それは「ファントムにとってエキサイティングな進歩だった」とコメントしています。

ファントム出生の秘密やラウルとの決闘シーンも!

刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀パリ・オペラ座では、仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていました。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長します。幼馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくも、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまいます。一方、怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がります。

 

映画版では、舞台では描かれないファントムの出生の秘密やラウルとの決闘シーンも映画では追加されています。

 

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は、6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー。

 

[作品情報]

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』

製作・脚本・作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー 

監督:ジョエル・シュマッカー 

出演:ジェラルド・バトラー/エミー・ロッサム/パトリック・ウィルソン 他

配給:ギャガ 2004年/アメリカ/カラー/シネスコ/141分/字幕翻訳:戸田奈津子/

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