『V. MARIA(読み:ヴィイマリア)』2025年公開
ヴィジュアル系バンドと出会い成長していく女子高生の青春ストーリー『V. MARIA(読み:ヴィイマリア)』の映画制作が決定、モデルで俳優の菊地姫奈が主演を務め、宮崎大祐が監督することが分かりました。
『V. MARIA』は、創立30周年を迎えた制作プロダクション、メディアミックス・ジャパン(MMJ)が20〜30代の若⼿社員に劇場⽤映画企画プロデュースの機会を与えるプロジェクト「M CINEMA」の第一弾。昔からヴィジュアル系バンドが大好きだった小澤プロデューサーが、「現在元気のないヴィジュアル系シーンを盛り上げたい!」との熱い想いから発案しました。
普段はバラエティー番組の制作を担当し、ドラマ・映画の制作経験がないにもかかわらず、誰よりも早く企画書を提出し、プレゼンでもヴィジュアル系の魅力を熱弁する姿が映画化決定に繋がったといいます。
小澤プロデューサーは、「私にとって“ヴィジュアル系カルチャー”は、“痛みや悩みを共有して癒してくれる、背景関係なくみんなが1つになれる”場所でした。人生の節目で寄り添ってくれる “Visual Rock”リスナーの1人として、そんな「場所」を増やしたい、無くしたくないという思いで、今回この映画を立案させて頂きました」と本作に込めた想いを明かしています。
主人公の女子高生・マリアが、亡き母がヴィジュアル系バンドが好きなバンギャルだったと知り、母が残した遺品からヴィジュアル系バンドという存在に出会い、楽曲やヴィジュアル系カルチャーに興味を持っていく中で、亡き母の軌跡をたどりながら自己を見つめ、成長していく姿が描かれます。懐かしの90年代ヴィジュアル系バンドのCDやポスター、グッズ、バンギャルたちの姿、実在する伝説のライブハウスなども劇中には登場する予定で、ヴィジュアル系バンドへのリスペクトと愛が詰まった作品を目指しています。
メガホンをとるのは、米軍基地の町を舞台にした新世代音楽青春映画『大和(カリフォルニア)』やリベンジ・ポルノの被害にあった在日韓国人女性の悲劇を描いた『VIDEOPHOBIA』などを⼿掛けてきた宮崎大祐監督。
宮崎監督は「放課後のチャペルで出会ったきらびやかで凶暴な音楽は、わたしを瞬く間に表現の世界へといざなった。そこで出会ったアーティストたちが教えてくれた美学や哲学はわたしを広い世界へと導いてくれた。あの日から30年間重ねた想いをどうにか90分の歌にして、世界中に届けられたらと思う」とコメントしました。
映画単独初主演を務めるのは、モデル・俳優として活躍の場を広げている菊地姫奈。映画『遺書、公開。』や実写ドラマ・シリーズ『【推しの子】』のアザミマコ役、ドラマ『ウイングマン』など話題作への出演が続き、注目度急上昇中の若⼿俳優です。
本作の撮影に向け、菊地は「今回、初主演のお話を頂き、マリアと言う大切な役を演じさせて頂ける事を大変嬉しく思います。今では自分のプレイリストに入れてしまうほど「ヴィジュアル系バンド」の虜になっています。“ヴィジュアル系ロック”が大好きな方にはもちろん、今日までなじみのなかった方にも是非 1 度観て頂きたい、そんな作品です。マリアの 1 番の理解者になりながら、マリアに寄り添い、作中での細かな心情の変化など一つ一つ丁寧に考え、最高の作品にできたらと思います」と11月上旬からのクランクインに向けて意気込みを見せました。
母の遺したヴィジュアル系バンドの曲に込められたヒミツ
母子家庭で育った主人公(マリア)は、母の突然の死後、遺品整理をしている中で母が若い時に収集していたCDと写真、日記、そして自分と同じく「MARIA」と名付けられた再生できないデモテープを見つけます。
母が生前隠していた秘密とは? デモテープの中身は一体どんな曲なのか? 母の秘密を知るためにマリアはライブハウスへと向かいます。そこで待っていたのは、ヴィジュアル系と呼ばれる奇天烈な音楽でした。
『V. MARIA』は、2025年夏公開。
[作品情報]
『V. MARIA』 (ヴィイマリア)
主演:菊地姫奈
監督:宮崎大祐
脚本:池亀三太
公式 X @Mcinema_MMJ Instagram @mcinema_mmj #V マリア #V マリ #MCINEMA
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