『ブルータリスト』2⽉21⽇公開
第82回ゴールデングローブ賞3部⾨受賞を果たした『ブルータリスト』が2⽉21⽇公開。このたび、シーン写真8点が公開されました。
公開された写真は8点。ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)が建築家としてさまざまな作品の創造に建築現場で携わる様⼦のほか、すべてが本作のプロダクションデザイナーによってデザインされた映画オリジナル建造物の⼀部など、タイトルにも起因する“無⾻で荒々しく、彫塑のような表現”が特徴とも⾔われる<ブルータリズム>建築群を捉えたものとなっています。
『戦場のピアニスト』(2003)では実在したユダヤ⼈ピアニストを演じ、第60回ゴールデングローブ賞にノミネーションされていたエイドリアン・ブロディにとっては、22 年の時を経て、ようやく念願の初受賞を果たすことになった本作。先⽇開催された第 82 回ゴールデングローブ賞の授賞式では「この物語は、私の⺟や私の祖先が戦争から逃れてこの偉⼤な国にやってきた道のりを彷彿とさせる」「私は、⺟や祖⽗⺟の犠牲の上に成り⽴っているのです。あなた⽅が直⾯し、経験した困難や、この国への移住に苦労した多くの⼈々を、どう表現したらいいのか完全には分かりませんが、この作品があなた⽅を少しでも元気づけ、声をあげることができればと思います」「とても感謝しています。この瞬間を⼀⽣⼤切にします。」と⾃⾝の⼈⽣と重ねながら喜びの声をスピーチで語っていました。
このたびのゴールデングローブ賞の受賞にあわせて、これまで劇場のみで設置されていた本作のティザーポスターの最新版ビジュアルをお披露⽬します。

ユダヤ⼈建築家が抱いたアメリカンドリームの末路
本作は、第⼆次世界⼤戦下にホロコーストを⽣き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ⼈建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年に亘る数奇な半⽣を、監督・脚本を務めた弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215 分にわたる壮⼤な⼈間ドラマ。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ⼈建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第⼆次世界⼤戦下のホロコーストから⽣き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまいます。
家族と新しい⽣活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会います。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼します。
しかし、⺟国とは⽂化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは⼤きな困難と代償でした…。
『ブルータリスト』は、2月21日(金)より TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開。
[作品情報]
『ブルータリスト』
原題『THE BRUTALIST』
監督・共同脚本・製作:ブラディ・コーベット/共同脚本:モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ フェリシティ・ジョーンズ ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン ラフィー・キャシディ
2024 年/アメリカ、イギリス、ハンガリー/ビスタサイズ/215 分/カラー/英語、ハンガリー語、イタリア語、ヘブライ語、イディッシュ語/
5.1ch/日本語字幕翻訳:松浦美奈
配給:パルコ ユニバーサル映画
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