メトロポリタン・オペラ2024−25新シーズンの演目
メトロポリタン・オペラ(MET)最新ステージのライブビューイングは2024-25シーズンが始まっていますが、第三作目『トスカ』が1月24日より1週間限定で全国公開。このたび、特別映像が公開されました。
公開された本編特典映像には、イタリア作曲家プッチーニがニューヨーク・メトロポリタン歌劇場に訪れた際のエピソードを綴った「プッチーニとMET~歴史に刻まれた狂詩曲~」も収録。その他、歌手陣のインタビューや舞台裏映像などの盛沢山になっています。
古典オペラでも特に人気の高いプッチーニの名作
本作は、ナポレオンの影が迫る1800年代のローマで繰り広げられるドラマティックな愛憎劇を、「星は光りぬ」「歌に生き、恋に生き」などの名曲が彩る、古典オペラの中でも特に人気の高いプッチーニの名作。
部隊は1800年のローマ。人気の歌姫トスカは、パリ帰りの画家カヴァラドッシと熱愛中。だが共和主義者のカヴァラドッシは、ローマを支配しているナポリ王国の政権から睨まれていました。カヴァラドッシは、政治犯として収容されていた牢獄から脱走してきた友人のアンジェロッティを自分の別荘にかくまいます。冷酷な警視総監スカルピアは、アンジェロッティを自殺に追い込み、カヴァラドッシを逮捕。彼の助命を乞うトスカに、スカルピアは代償として肉体を要求しますが…。
トスカを歌うのは、「百万人に一人の歌声」「歴史に名を残す」と絶賛されるスター・ソプラノ、リーゼ・ダーヴィドセン。心に響く圧巻の歌声で歌姫トスカを熱演。そして、トスカの恋人で画家のカヴァラドッシを演じるのは、英国ロイヤル・オペラで同役を史上最年少で歌い大成功を収めたテノール、フレディ・デ・トマーゾ。トスカを奪おうとする警視総監スカルピアを、美声と演技で多くの観客を魅了してきたバリトンのクイン・ケルシーが演じます。
加えて、ローマの史跡をモデルにした緻密で豪華な舞台装置を用いたデイヴィット・マクヴィカーの荘厳な演出と、ドラマを引き立てる MET 音楽監督ヤニック・ネゼ=セガンの指揮で作品を彩り、1800年のローマへと誘います。
『トスカ』は1月24日より東劇・新宿ピカデリーほか全国で1週間限定公開。
[作品情報]
第3作:プッチーニ《トスカ》
【指揮】ヤニック・ネゼ=セガン
【演出】デイヴィッド・マクヴィカー
【出演】リーゼ・ダーヴィドセン、フレディ・デ・トマーゾ、クイン・ケルシー、パトリック・カルフィッツィ ほか
【MET 上演日】2024 年 11 月 23 日
【上映予定時間】3 時間 15 分(休憩 2 回)
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