『ブルータリスト』2⽉21⽇公開
第82回ゴールデングローブ賞3部⾨受賞、第97回アカデミー賞でも10部門ノミネートを果たした『ブルータリスト』が2⽉21⽇公開。このたび、本予告と本ポスターが公開されました。
予告は、もだえながらも、⽣き、切り拓く、彼の数奇な⼈⽣の瞬間を捉えたもの。
ホロコーストから⽣き延び、夢溢れてアメリカに移住したラースロ・トート。才能ある建築家だった彼は、ある出来事をきっかけに失墜、⽇雇いの⼟⽊作業に⾝を投じる⽇々を過ごしていました。
しかし、裕福で著名な実業家ハリソンが偶然ラースローのそれまで携わった業績を知ったことで、ラースローの⼈⽣は⼤きく動き出していきます。
不安と希望が⼊り乱れた表情で電⾞に乗る姿、アメリカで再会した従兄弟との束の間の休息や別れ、そして数々の建築物と“⾃由の⼥神“に象徴されるアメリカの⾵景。
「狂気に飲み込まれないで」「約束するよ」
最後、ラースローと妻が交わす⾔葉を体現するかのような映像になっています。
本ポスターは荒々しい、無⾻と評されることも多いブルータリズム建築を思わせるデザインの中、ラースローと妻エルジェーベト、ラースローを⽀援する実業家ハリソンら3⼈の姿を捉えたもの。
ラースローが⼈⽣を賭けて取り組む建築をさらに印象付けるような溶接の⽕花が散る中、三者三様の思惑が滲み出てくるような印象の佇まいは、添えられた「荒ぶる、たぎる」のキャッチコピーをまさに体現しており、ラースローを中⼼にめぐる彼らの数奇な⼈⽣そのものを表したビジュアルとなっています。

ユダヤ⼈建築家が抱いたアメリカンドリームの末路
本作は、第⼆次世界⼤戦下にホロコーストを⽣き延び、アメリカへと渡った、ハンガリー系ユダヤ⼈建築家ラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)の30年に亘る数奇な半⽣を、監督・脚本を務めた弱冠36歳の気鋭ブラディ・コーベットが描き出した、215 分にわたる壮⼤な⼈間ドラマ。
才能にあふれるハンガリー系ユダヤ⼈建築家のラースロー・トート(エイドリアン・ブロディ)は、第⼆次世界⼤戦下のホロコーストから⽣き延びたものの、妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ジョーフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまいます。
家族と新しい⽣活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラースローは、そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会います。建築家ラースロー・トートのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、ラースローの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラースローへ依頼します。
しかし、⺟国とは⽂化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が。ラースローが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、彼を待ち受けたのは⼤きな困難と代償でした…。
『ブルータリスト』は、2月21日(金)より TOHO シネマズ日比谷ほか全国公開。
[作品情報]
『ブルータリスト』
原題『THE BRUTALIST』
監督・共同脚本・製作:ブラディ・コーベット/共同脚本:モナ・ファストヴォールド
出演:エイドリアン・ブロディ フェリシティ・ジョーンズ ガイ・ピアース、ジョー・アルウィン ラフィー・キャシディ
2024 年/アメリカ、イギリス、ハンガリー/ビスタサイズ/215 分/カラー/英語、ハンガリー語、イタリア語、ヘブライ語、イディッシュ語/
5.1ch/日本語字幕翻訳:松浦美奈
配給:パルコ ユニバーサル映画
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