アルテックとフォルマファンタズマの「Forest Collection」が東京・亀有に期間限定で登場

「Forest Collection at PARK」3月5日から開催

ArtekとSKWATは、フィンランドの森を感じさせる展示会「Forest Collection at PARK」が、東京・葛飾のSKWAT KAMEARI ART CENTERで、3月5日から30日の期間限定で開催されます。

 

Photo : Kentaro Kakizaki

Forest Collection は、フィンランドのインテリアブランドであるArtek とデザインスタジオである Formafantasma の協働によって生まれました。これは、木材に現れる自然ならではの特徴を認め、これまで以上に責任ある木材使用を提起する試みです。このシリーズは、節、昆虫の跡、色の濃淡など自然由来の痕跡が表出するフィンランドバーチ材を、1930年代にアルヴァ・アアルトがデザインしたスツール、チェア、ベンチ、テーブルに使用しています。

 

 

 

JR亀有駅の高架下に位置する 芸術文化センター SKAC に期間限定で登場する本展示会では、Forest Collection の家具を自由に試すことができます。

 

また、SKAC内のカフェTAWKS のコーヒーを飲みながらくつろいだり、QRコードより展示品現品に限り特別価格で購入可能(一部除外あり)、期間中には申し込み不要の Artekと SKWAT のトークイベントも予定されています。

 

会期終了後、この「フォレスト シリーズ」の家具と体験はForest Collection Cafe と名前を変え、全国のアルテック取り扱い店舗を巡回します。

Formafantasma

アンドレア・トレマルキとシモーネ・ファレジンにより2009年に設立されたデザインスタジオ。自然環境と建築空間への考察を促し、物質、技術、社会、言語を超越する媒介としてのデザインを提案しています。

 

2020年にロンドンのサーペンタイン・ギャラリーで開催された展覧会「Cambio」をきっかけに、ArtekとFormafantasma は、フィンランドの森林の調査と考察を中心に継続的な協働プロジェクトを進行しています。

SKWAT

SKWATは都市の遊休施設を一時的に占有し、一般へ解放する運動として2019 年に始動。現在では、物理的な空間のみならず、オンラインや公共電波にも範囲を拡大し、場づくりや発信活動に取り組み、その手法は展示、出版、物販、レクチャー、いずれも不完全なものから生じる価値の転換に焦点を当てて展開しています。

SKAC

JR常磐線 亀有駅-綾瀬駅間高架下に2024年11月オープンした芸術文化センター。施設内には建築事務所 DAIKEI MILLS、アートブック専門のディストリビューター twelvebooks、レコードショップ VDS、ギャラリースペース併設のカフェ TAWKSがあり、アート、デザイン、建築、食、音楽に出会いながら学びとなる場所を目指します。

Artek

アルテックは1935年、アルヴァ・アアルト、アイノ・アアルト、マイレ・グリクセン、ニルス=グスタフ・ハールの4人の若者により「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、ヘルシンキで設立されました。

 

今日、アルテックのコレクションは、フィンランドの巨匠たち、そしてグローバルに活躍する建築家やデザイナーによる家具や照明器具、ホームアクセサリーが揃っています。

 

それらは一様に、機能性に基づき、詩的なまでに明快なデザインで、創業者の精神を受け継ぎ、アルテックは今日でもデザイン、アート、建築の交点に立ち、未来への道を切り開き続けています。

 

 

[開催概要]

Forest Collection at PARK

期間:3/5 - 3/30

会場:SKAC (SKWAT KAMEARI ART CENTER )

東京都葛飾区西亀有3丁目26-4

11:00-19:00 (月曜・火曜定休)

トークイベント:3/23 13:00

共催:Artek、SKWAT

空間デザイン:SKWAT