『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』4月25日公開
ボリショイ・バレエを舞台に、完璧なプリマになることに取りつかれたアメリカ人バレリーナの狂気に満ちたサイコ・サスペンス『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』が、4月25日(金)よりTOHO シネマズ シャンテ他にて全国公開決定。このたび、オルタナティブポスターが公開されました。
公開されたオルタナティブポスターでは、主人公ジョイの心が徐々に崩壊していく様を、感情のゆれと共に 4 枚のビジュアルに収めたもの。
1 枚目の、希望を胸にボリショイ・アカデミーの門をたたいた 15 歳のピュアな眼差しのジョイにはじまり、2 枚目は、厳しいレッスンと執拗ないじめ、また努力してもどうにもならないボリショイの大きな壁に苦悩し涙を浮かべるジョイ、3 枚目はただダンスが大好きなだけの純粋な自分は捨て去りボリショイに染まろうと葛藤する中で空虚な目をするジョイ、そして最後の 4 枚目では、自分自身を完全に捨て去り、ボリショ
イ・バレエだけに人生を懸けるジョイが魅せる狂おしいほど美しい魂の舞が収められたものとなっています。
また、それぞれのポスターにはジョイの感情を表した劇中のセリフなどが入っており、「プリマになりたい」と純粋に願った少女が「人生を懸けてもまだ足りない」と絶望し、「ありのままの自分を葬り去る」ことで、夢を叶えようと変貌を遂げていくまでの過程を描ききっています。
ジョイ・ウーマックの実話
本作は、アメリカ人女性で初めてボリショイ・バレエ団とソリスト契約をしたジョイ・ウーマックの実話を基にして製作されていますが、ジョイ本人はいまも健在であり、さらに現役のダンサーということもあって、脚本や振付と言った製作に携わっています。そのため、当時のボリショイやダンサーたちの労働環境がよりリアルに描かれ、物語に説得力を生んでいます。
ジョイの物語を映画化する上でジェームス・ネイピア・ロバートソン監督は、「実在する人物のストーリーを語る時には、いつもプレッシャーと責任が伴います。僕はプロジェクトを始める前に、その人物をできる限り制作の過程に招き入れるようにしています。ジョイは若く、驚くほど知的で、非常に高い自己認識力を持っていたため、映画に対しての準備がすでに整っていました」と明かしています。
またジョイも監督との初期の打ち合わせを後戻りすることのできないアハ体験だったと表現し、「以前は私の経験が映画化されることに対して否定的、もしくは懐疑的でした。でもジェームス監督と会って話をしていく中で、自分の仕事にこんなにも情熱的な人々と働けることが、本当に喜びでしかありませんでした。そして、彼と彼のチームが、私を制作に引き入れてくれたことで、私は尊重されていると感じ、光栄に思いました」と振り返っています。
そして主人公のジョイを細部まで演じた主演のタリア・ライダーは「JOIKA のようなバレエ映画は今までにありません。バレエの世界の中には、ものすごく強烈な部分があることに衝撃を受けると思います。観客の皆さんが、本作に没入し、ダンサーたちが、ステージ上で輝く裏で乗り越えてきた全ての厳しい過程を認識してくれることを願っています。また本作を観てバレエ全体を応援したいと考えたり、実際に地元での公演を観たりするなど、バレエが皆さんの人生の一部になればいいなとも思います」とメッセージを送ります。
追い詰められていく無垢なバレリーナの末路
主人公ジョイはボリショイ・バレエ団からスカウトされ単身ロシアへ。希望を持ちアカデミーに入学したジョイを待ち構えていたのは、常人には理解できない完璧さを求める伝説的な教師ヴォルコワの脅迫的なレッスンでした。
過激な減量やトレーニング、日々浴びせられる罵詈雑言、ライバル同士の蹴落とし合い。ジョイの精神は徐々に追い詰められていき…。
『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』は、4月25日(金)TOHO シネマズ シャンテ他全国公開。
[作品情報]
『JOIKA 美と狂気のバレリーナ』
原題:JOIKA
監督・脚本:ジェームス・ネイピア・ロバートソン
出演:タリア・ライダー ダイアン・クルーガー オレグ・イヴェンコ
2023/イギリス・ニュージーランド/111 分/カラー/スコープ/5.1ch/日本語字幕:古田由紀子/字幕監修:森菜穂美
配給:ショウゲート
© Joika NZ Limited / Madants Sp. z o.o. 2023 ALL RIGHTS RESERVED.
公式 HP:joika-movie.jp
公式 X:@showgate_youga
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