インディペンデント映画ならではのあたたかさと誠実さに満ちた『カーテンコールの灯』予告編

『カーテンコールの灯』6月27日公開

『セイント・フランシス』のケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソンが共同監督を務め、世界で高く評価された最新作『Ghostlight』が、邦題を『カーテンコールの灯』として、6月27日(金)より Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下他にて全国公開決定。予告編が公開されました。

SXSW 映画祭観客&審査員賞受賞、女性の心身のリアルな本音を軽やかに描き好評を博した『セイント・フランシス』のケリー・オサリヴァン(主演・脚本)とパートナーのアレックス・トンプソン(監督)が、共同監督として再びダッグを組んだ本作は、前作に通じ重苦しくなりがちな主題に絶妙のさじ加減でユーモアを配合し、くすっと笑えてほろりと涙を誘われるヒューマン・ドラマへと結実。本国ではちっぽけな独立系の作品でありながら、胸に染み入る感動の輪がみるみる広がり数多くの映画賞で高い評価を獲得。「今年最高の作品ーNEW YORK MAGAZINE」「人の絆についての繊細な宝石—IndieWire」など絶賛を浴び、米批評サイト RottenTomatoes では批評家 99%、観客 92%(2025 年4月14日時点)という高いスコアを記録しています。

 

シカゴを拠点に活動する監督コンビ、ケリー・オサリヴァンとアレックス・トンプソンは私生活におけるパートナー同士。主人公ダンを演じるのは、シカゴの舞台や映画で長年活躍してきた名優キース・カプフェラー。口下手で感情を表に出せない父親という難役を繊細に演じ、本作で多数の映画賞を受賞。劇中の妻と娘を演じるのは、俳優であり、実生活でもキースの家族である妻タラ・マレンと娘キャサリン・マレン・カプフェラー。さらに、アカデミー賞ノミネート作『逆転のトライアングル』で強烈な印象を残したドリー・デ・レオンが共演し、物語に深みと優しさを加えています。

 

出演者やスタッフの多くも、監督たちと長年親交のある友人たち。実の家族による配役と、キャスト・スタッフの間に流れる親密な空気感が本作にリアルさと温もりをもたらしており、インディペンデント映画ならではのあたたかさと誠実さに満ちた本作は、巨匠ケン・ローチの作品をも想起させる唯一無二の一作となりました。

人生は悲劇じゃない!

アメリカの郊外。建設作業員のダンは家族に起きた悲劇から立ち直れずに、仲が良かった妻や思春期の娘とすれ違いの日々を送っていました。

 

ある日、見知らぬ女性に声をかけられ、強引にアマチュア劇団の「ロミオとジュリエット」に参加することに。経験もなく、最初は乗り気でなかったダンも、個性豊かな団員と過ごすうちに居場所を見出していきます。

 

やがて突然の変更でロミオ役に大抜擢されるが、自身のつらい経験が重なって次第に演じることができなくなった本番当日、家族や仲間の想いが詰まった舞台の幕がついに開きます。 

 

『カーテンコールの灯』は、6月27日(金)より Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下他で全国公開。

 

[作品情報]

『カーテンコールの灯』

原題:Ghostlight

監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン(『セイント・フランシス』) 

脚本:ケリー・オサリヴァン 

出演:キース・カプフェラー(『ダークナイト』)、キャサリン・マレン・カプフェラー 、タラ・マレン

(『コンテイジョン』)、ドリー・デ・レオン(『逆転のトライアングル』)

2024/アメリカ/115 分/英語/5.1ch/カラー/ 日本語字幕:小坂 志保 配給:AMG エンタテインメント PG-12 

©2024, Ghostlight LLC.