「母の過去が許せない」それでも守った秘密とは?『秋が来るとき』本予告

『秋が来るとき』5月30日公開

2024 年サン・セバスティアン映画祭にて脚本・助演俳優賞を受賞、横浜フランス映画祭2025で上映のフランソワ・オゾン監督最新作『秋が来るとき』として、5月30日(金)より新宿ピカデリー、TOHO シネマズ シャンテほか全国公開。このたび本予告が公開されました。

公開された本予告では、フランスのブルゴーニュで、庭の手入れをしたり、採れた野菜で料理をしたり、優雅な田舎暮らしを満喫する主人公ミシェルの穏やかな時間が流れるシーンから始まります。

 

パリから来た娘と孫と、楽しい休暇を過ごすはずが、親友と採ったキノコで作った料理が原因で、娘が倒れてしまいます。その事件から、目を背けていた現実がゆっくりと近づいてきます。

 

「母の過去が許せない」と言い涙を流す娘、「君の母親はいい人だ」とミシェルをかばう親友の息子…家族のため、友人のため、残りの人生の為に守った、ある秘密とは?

 

フランソワ・オゾン監督が幼少期によくバカンスで訪ねていたブルゴーニュの風景とベテラン女優たちや新旧オゾン組が人生の秋を色鮮やかに描き出す、美しくもサスペンスな雰囲気が伝わってくる予告となっています。

 

あわせて公開されたポスタービジュアルでは、キノコ狩りに向かう主人公ミシェルとその親友マリー=クロードの周りに、赤や黄色に染まった紅葉が季節の移ろいの静けさや切なさ、温かさを演出し、「探しにいきましょう、これからの人生を。」というメッセージがまるでふたりを示唆しているかのようです。

最後の人生に必要なのは、愛と抱擁、ちょっとした秘密

ミシェルは自然豊かで静かな田舎での一人暮らし。休暇で訪れる孫と会うことを楽しみに、家庭菜園で採れたにんじんをスープにし、デザートは自作のケーキ、そして秋の気配が色づく森の中を親友とおしゃべりしながら散歩して過ごしています。

 

 

秋の休暇を利用して訪れた娘と孫に彼女が振る舞ったキノコ料理が引き金となり、過去が浮き彫りに。穏やかでささやかな生活を守り抜くため、最後の人生を自分らく生き抜くために受け入れた、ある秘密とは?

 

美しいブルゴーニュの景観の中、80歳のミシェルが後ろめたい過去を抱えつつも人生の終盤を生き抜く強さ、そして親友をお互いに信じ合う絆と愛情を繊細に、時にドラマティックに描き出します。

 

『秋が来るとき』として、5月30日(金)より新宿ピカデリー、TOHO シネマズ シャンテほか全国公開

 

 

[作品情報]

『秋が来るとき』

原題:Quand vient l'automne

英題:WHEN FALL IS COMING

監督・脚本:フランソワ・オゾン 『すべてうまくいきますように』『わたしがやりました』 共同脚本:フィリップ・ピアッツォ

出演:エレーヌ・ヴァンサン『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』、ジョジアン・バラスコ『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』、リュディヴィーヌ・サニエ『スイミング・プール』、ピエール・ロタン『12日の殺人』

2024年|フランス|フランス語|103分|ビスタ|カラー|5.1ch | 日本語字幕:丸山垂穂|

配給:ロングライド、マーチ 

© 2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME 

https://longride.jp/lineup/akikuru

#秋が来るとき