メトロポリタン・オペラ2024−25シーズン
メトロポリタン・オペラ(MET)最新ステージのライブビューイングは2024-25シーズンが始まっていますが、第6作目『フィガロの結婚』が5月30日より1週間、東劇のみ6月12日まで2週間限定公開。このたび、本編歌唱映像と予告編が一挙公開されました。
公開されたのは、ハッピーなドタバタ喜劇の様子が分かる予告映像と本編歌唱映像。さらには、伯爵夫人役のフェデリカ・ロンバルディ(ソプラノ)が歌う切なくも美しいアリアや、ズボン役のケルビーノ(サン=リー・ピアース)が思春期の多感な心を歌った歌唱映像など。それぞれの恋の達成のために罠を仕掛け合う場面に笑ってハラハラし、フィナーレではスカッと爽快感を味わえる喜劇オペラの最高峰に期待です。
新進気鋭の若手指揮者&今をときめく歌手陣が勢揃い
本作は、今シーズン最終作『セヴィリャの理髪師』の後日譚であり、理髪師フィガロの結婚当日の恋と仕返しをめぐるドタバタ喜劇をモーツァルトが極上の音楽で描いた最高傑作。廻り舞台を活用した、クラシカルでゴージャスな舞台が人気のプロダクションです。
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団の首席指揮者兼芸術監督など、ベルリンの主要なオーケストラを率いる初の女性指揮者として世界から注目を浴びる指揮のヨアナ・マルヴィッツをはじめ、大充実の歌手が勢揃い。
主演のフィガロ役には、本役を十八番とするバスバリトンのマイケル・スムエル、フィガロとの結婚を控える小間使いのスザンナ役には、ライブビューイング初登場となるソプラノのオルガ・クルチンスカ。夫の愛が冷めてしまったことを嘆く伯爵夫人役は、高貴な歌唱と美貌を兼ね備えるソプラノのフェデリカ・ロンバルディ、女好きの伯爵役は幅広いレパートリーを歌いこなすバリトンのジョシュア・ホプキンスが務めます。
また、伯爵邸に住む小姓ケルビーノは、ズボン役にも定評がある若手メゾソプラノのサン=リー・ピアースが。新進気鋭の若手指揮者&今をときめく歌手陣が勢揃いした注目作です。
フィガロの結婚を機に様々な思いが錯綜し大騒動
舞台は、18 世紀のスペイン(本演出では 1930 年代)、セヴィリャ。アルマヴィーヴァ伯爵の従僕フィガロは、小間使いのスザンナとの結婚を控えて幸せいっぱい。だがスザンナは、伯爵が彼女に横恋慕し、以前廃止した初夜権を復活させようともくろんでいると打ち明けます。
怒り心頭のフィガロは、冷淡な夫に悩んでいる伯爵夫人の助けを借りて、伯爵に一泡吹かせる計画を練るが、フィガロに想いを寄せる女中頭のマルチェッリーナや小姓ケルビーノらがからんで大騒動に……。
『フィガロの結婚』は、5月30日より1週間、東劇のみ6月12日まで2週間限定公開。
[作品情報]
『第6作:モーツァルト《フィガロの結婚》』
◆上映期間:5 月 30 日(金)~6 月 5 日(木)
※東劇のみ 6/12(木)まで 2 週上映
◆上映館:東劇・新宿ピカデリーほか全国 21 館
【指揮】ヨアナ・マルヴィッツ
【演出】リチャード・エア
【出演】マイケル・スムエル、フェデリカ・ロンバルディ、オルガ・クルチンスカ、ジョシュア・ホプキンス、
サン=リー・ピアース、エリザベス・ビショップ、マウリツィオ・ムラーロ ほか
【MET 上演日】2025 年 4 月 26 日
【上映予定時間】3 時間 40 分(休憩 1 回)
■公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/met/program/6003/
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