「難もいつかは去って行く」塚本晋也監督が撮るミニシアター「街の小さな映画館」第32回シネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォ X

「街の小さな映画館」第32回シネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォ X

塚本晋也監督がミニシアターを撮る「街の小さな映画館」の第32回にシネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォ Xが選ばれ、動画がYouTubeチャンネルにて公開されました。

大阪・九条のシネ・ヌーヴォは故・松本雄吉氏率いる劇団・維新派が外装と内装を手がけたアート映画館。

 

前身は代表の景山理氏が1984年より発行していた「映画新聞」 (最終号・1999年11月) 。1996年 11 月号の紙面で「映画館をつくろう」と呼びかけ、そのわずか 3 か月後 1997 年 1 月に開館しました。

 

旧い日本映画の特集上映など多くの独自の企画を組み、フィルム上映も日常的に行っています。2006 年にオープンしたシネ・ヌーヴォ X では若手監督の自主制作映画なども積極的に上映しています。

 

公開された動画では、ブリキのバラのオブジェが印象的な外観、映画人のサインが一面にびっしり書かれたロビーの壁、映写室の小窓から見える幻想的な光景などを辿ります。

 

インタビューでは支配人の山崎紀子が劇場の基盤であり指針である「映画新聞」について、 「水中映画館」をコンセプトにしたヌーヴォの内装について、映画への思い、お客様の貴重な声、X をつくる上での工夫、今後の課題と挑戦などを語ります。

 

塚本監督は次のようにコメントしています。

 

「いぶした銀色に輝く、大きな鉄の花が咲く入口から惹きつけられます。

場内で天井を見上げると、壮麗な装飾に息を呑みます。それがほとんど絵で描かれたものと気付くのは 2 回目に訪れて説明を聞いてからのこと。

もうひとつのシネ・ヌーヴォ X は、椅子の高さの調整に工夫があり、僕のお気に入りの戦術で見ものです。ロビーから映写室、裏階段と秘密基地のような魅力が詰まった映画館です」

 

 

[施設概要]

シネ・ヌーヴォ/シネ・ヌーヴォ X

大阪府大阪市西区九条 1-20-24

TEL:06-6582-1416

http://www.cinenouveau.com/

座席数: シネ・ヌーヴォ 69 席 /シネ・ヌーヴォ X 24 席