「Ambientec Gallery Tokyo」オープン&新作初披露
水中撮影機材の開発製造を技術的背景に、日本発のポータブル照明を世界に発信するAmbientec(アンビエンテック)が、東京・六本木にギャラリー「Ambientec Gallery Tokyo」をオープン。あわせて、新作コレクションが国内初お披露目されました。
照明の概念を超え、感性に響く光を創出するAmbientecが都内初の直営ギャラリーを解説したのは、顧客との直接的なコミュニケーションの場を持つことが目的。商品の販売を行うだけでなく、ビジネス、コンシューマー両者への発信拠点として展開、より積極的にセールス・アピール・コミュニケーションを行う場として位置付けています。
インテリアデザインは建築家の鬼木孝一郎が担当。製品の魅力をよりリアルに体感できるよう、奥にはバーカウンターが設置され、実際の空間で照明がどのように演出されるかを体験できるラボラトリー的なアプローチが取り入れられています。
正面製品展示スペースには、舞台上のスポットライトのような 5000 ケルビンのピンスポット照明を使用。プロダクト自体の美しさを際立たせるとともに、日中の明るい環境でもオブジェのように存在感を放つ Ambientec 製品の特性を表現しています。
標本箱のようにすることで、器具の意匠だけでなく、光線の広がり方までも分かる仕組み。仕切りを移動させることで大小様々な器具にも対応出来ます。
サローネ発表新作コレクションを日本初披露
Gallery Tokyoオープンに合わせてAXIS Galleryで披露されたのは、4月にミラノサローネ国際家具見本市 / エウロルーチェで発表さればかりの4つのコレクション。いずれも国内初公開です。
Vosco(ヴォスコ) Designed by Nao Tamura
「Vosco のデザインは、昔から日々の暮らしの中で使われてきた道具からインスピレーションを得ています。一つの用途に忠実な形。使い続けることで柄は丸みをおび、手に馴染んでいく。そうした飾ることのない道具の佇まいには、時間とともに深まる風合いがあり、使い手との間に愛着が生まれていきます」(田村奈穂)
「TURN(ターン)」(2019)では三種類の金属(真鍮、アルミニウム、ステンレス)削り出しだったものを、節のある短い端材3種類(ウォールナット、メープル、オーク)に変えることで、触り心地も環境にも優しいて馴染みのいいものに仕立てています。
Barcarolle(バルカロール)Designed by Yoshiki Matsuyama
「静かな音楽が流れる中、テーブルにはワインか、もしくは熱いコーヒーがあって。小さな灯りを囲み、親しい友人や家族、恋人といつまでも語らう夜の時間のような。独りゆっくりと本や音楽の世界に浸りながら、訪れる眠りを待つ時間のような。今も昔も変わらない、そんな何気ない日常の、ささやかで美しい情景を思い描いた光です」(松山祥樹)
マッコウクジラの柔らかいフォルムと暖かい光で自然界の生命力を表現したが前作Cacalot(カシャロ)。同様のオリジナル光源を採用しています。
Barbarolleは、中世ヨーロッパの建築をイメージさせ、人の命の連鎖を表現するかのような静謐な世界観を演出します。
Still(スティル)Designed by Ryuichi Kozeki
「『Still』は、Ambientec のロングセラー『Xtal』(2015)の美学と構造を継承した新モデルです。クリスタルガラスの質感を際立たせるシンプルなフォルムと、積層されたクリアガラスとカラーガラスのコンビネーションが生み出す光彩のグラデーションが、艶やかでありながら静けさも纏った光を灯します」(小関隆一)
まるでウィスキーグラスに大きな丸氷が浮かんでいるかのような佇まい。光源の位置とカラーガラスの採用による上下のコントラストにも注目です。
hymn pro(ヒム プロ)Designed by Hiroto Yoshizoe
「火の揺らぎを再解釈した明かりとして誕生した『hymn』(2021)が進化を遂げた『hymn pro』。『hymn』で開発された象徴的な機構であるペンデュラムレンズ(特殊光学レンズがウェイトによって振り子となり炎の揺れを表現する)の精度をさらに高め、光にほのかな赤みを加えることで、より繊細な火の光を再現しています。さらに光源の強化と構造の進化により、より多様なシーンでの使用が可能になりました」(吉添裕人)
ペンデュラムレンズの照射原理。
「hymm」では取り扱いに繊細さが求められました。そこでペンデュラムレンズ、ベース、ガラスシェードを一体化して可搬性を向上させ、テーブル使いのオイルランプの現代版としての価値を高めています。
Ambientecとは
Ambientec(アンビエンテック)は、2012 年に立ち上げた日本発のポータブル照明ブランド。独自開発の LED モジュールや高度なバッテリー制御技術と丁寧な素材選び、そして詩的かつ優美なデザイン美学が融合した製品は、現代的なアイコンとなっています。卓越した精度で仕上げられる製品群は、高度なクラフトマンシップの結晶であり、国際的な照明ブランドの中でも一線を画す品質を誇ります。
この徹底したこだわりはアフターサービスにも反映されており、バッテリー交換をはじめとしたメンテナンスや修理体制も整備。長く愛用いただける信頼の製品として、多くの支持を集めています。
Ambientec は、光を単なる照明手段としてではなく、人の感性や空間の情緒に寄り添う存在として再定義。美術品のように洗練された造形と、プロフェッショナル機器に裏打ちされた技術力により、コードレスでありながら高い光質と耐久性を実現。住宅空間のみならず、ホテル、レストラン、ギャラリーなど多様なシーンで活躍します。
[施設概要]
Ambientec Gallery Tokyo(アンビエンテック・ギャラリー トーキョー)
東京都港区六本木 5-17-1 AXIS ビル 2F
03-5545-5311
営業時間:12:00 〜 19:00 水曜・年末年始定休
ambientec.co.jp
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