姉妹の心の揺れが味わい深いフィルム撮影『九⽉と七⽉の姉妹』シーン写真

『九⽉と七⽉の姉妹』9月5日公開

フランス⼈俳優アリアン・ラベド初の⻑編監督作『九⽉と七⽉の姉妹』が9月5日公開。このたび、シーン写真が公開されました。

公開されたシーン写真は7点。

 

アイコニックな存在として、アーティストでもある⺟の期待に応え、フレームにおさまる様⼦のほか、ままならない⽇常⽣活の中、⺟と共に『家の中に作った安⼼な場所』で寄り添う姿のほか、セプテンバーとジュライのいびつで、絡みつくような関係を捉えたものとなっています。

 

なお、これらの写真は監督のこだわりによりすべてフィルムで撮影されたもの。フィルム特有の温かみのある味わいが、彼⼥たちの⼼の深いところの記憶まで⾃然に繋がっていくような、味わいのあるシーン写真となっています。

 

監督は、公私に渡るパートナーであるヨルゴス・ランティモスを中⼼として⽣まれた映画ムーブメント「ギリシャの奇妙な波 (Greek Weird Wave) 」を継ぐ作⾵で脚光を浴びた、アリアン・ラベド監督。

 

2010 年、ヨルゴス・ランティモス監督が制作・出演した『アッテンバーグ』(アティナ・ラヘル・ツァンガリ監督)で映画デビューを果たし、ヴェネツィア映画祭とアンジェ・プルミエ・プラン映画祭の最優秀⼥優賞を受賞。

 

本作でヨルゴス・ランティモスと出会い、2013 年に結婚し、その後『ロブスター』(2015)にも出演しています。

 

また 2014年には、『欲望の航路』でロカルノ映画祭最優秀⼥優賞を受賞、セザール賞新⼈⼥優賞にもノミネートされています。

 

10 ヶ⽉違いで⽣まれた⼀⼼同体の姉妹・セプテンバーとジュライを演じたのは“カンヌの新星”として演技を⾼く評価されたパスカル・カンとミア・サリア。また、『関⼼領域』でアカデミー賞⾳響賞に輝いたジョニー・バーンによるサウンドデザインが物語を不穏な予兆で充たしていきます。

強く結ばれていたはずの姉妹の絆が徐々に…

⽣まれたのはわずか 10 か⽉違い、いつも⼀⼼同体のセプテンバーとジュライ。我の強い姉は妹を⽀配し、内気な妹はそれを受け⼊れ、互いのほかに誰も必要としないほど強い絆で結ばれています。

 

しかし、⼆⼈が通うオックスフォードの学校でのいじめをきっかけに、シングルマザーのシーラと共にアイルランドのノース・ヨーク・ムーアズの海辺近くにある⻑年放置された⼀族の家「セトルハウス」へと引っ越

すことに。

 

新しい⽣活のなかで、セプテンバーとの関係が不可解なかたちで変化していることに気づきはじめるジュライ。「セプテンバーは⾔う──」ただの戯れだったはずの命令ゲームは緊張を増していき、外界と隔絶された家の中には不穏な気配が満ちていきます……。

 

『九⽉と七⽉の姉妹』は、9月5日渋谷ホワイトシネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほかで全国公開。

 

[作品情報]

『九⽉と七⽉の姉妹』

原題︓September Says

監督・脚本︓アリアン・ラベド

出演︓ミア・サリア、パスカル・カン、ラキー・タクラー

原作︓デイジー・ジョンソン『九⽉と七⽉の姉妹』(東京創元社刊)

レイティング︓PG12

© Sackville Film and Television Productions Limited / MFP GmbH / CryBaby Limited, British Broadcasting Corporation,ZDF/arte 2024

公式 HP︓https://sundae-films.com/september-says/

公式 X︓https://x.com/september_says