『リモノフ』9月5日公開
イタリア・フランス・スペイン合作映画「Limonov. The Ballad」が、邦題『リモノフ』として9 月 5 日(金)より公開決定。このたび日本版ポスターと予告編が公開されました。
公開された予告編は、彼の破天荒な人生をそのままスピード感ある映像に落とし込んでいます。
自身のペンネームを「手榴弾」の意味がある「リモノフ」と決めるところから始まり、「詩人で作家で反体制者、執事で兵士でホームレスで活動家で革命家」と一つのジャンルに染まらない自由さと謎を誘うナレーションで、実在の人物リモノフの生涯を知りたくなる 60 秒です。
また恋人が言う「あなたは生まれながらの英雄」というセリフも納得の、様々な顔で魅せるベン・ウィショーの怪演を充分堪能できます。
公開されたポスターは、いくつもの顔をもつリモノフを演じたベン・ウィショーの「革命家」としての顔を切り取った写真を使用。詩人として、政治家として、時には富裕層の執事になったりシベリアの地で兵士として暮らしたり…。そんな彼の異色の経歴をランダムにあしらい、革命家としてカリスマ的存在になった勢いある表情をとらえた画像を使用しています。
ロシア生まれで22年に亡命したキリル・セレブレンニコフ監督は、次のようにコメントしています。
「ロシアの今日起こっているすべては、リモノフが書いたことに端を発している。彼は戦争を望み、ソビエト連邦の再来を望んだ。彼が夢見た世界に生きているような感じがするよ。ロシア政府は、彼やアレクサンドル・ドゥーギンの著作をそのまま実行に移しているのではないかと思うほどだ……昨今の情勢を踏まえ、より一層この暴挙にいたった過程を探る必要性を痛感した。ロシアのファシズムがどこから来たのか、理解するためだ」
© Wildside, Chapter 2, Fremantle España, France 3 Cinema, Pathé Films.
エドワルド・リモノフとは?
1943-2020、ウクライナ出身。
作家活動中の 20 代にソ連への反体制活動で国外追放処分を受け、アメリカに亡命後ヨーロッパへ。ソ連崩壊の 1991 年にモスクワへ戻り、 1993年国家ボリシェビキ党を共同設立し、反プーチン・反統一ロシア党を掲げ活動していたが 2020 年に死亡。詩人、作家、反体制派、亡命者、執事、ホームレス、兵士、活動家、革命家、といくつもの顔を持っています。
『リモノフ』は9月5日(金)より全国公開。
[作品情報]
『リモノフ』
原題:LIMONOV.THE BALLAD
主演 ベン・ウィショー
監督 キリル・セレブレンニコフ
原作 エマニュエル・キャレール
2024 年|イタリア・フランス・スペイン|133 分|5.1ch|シネマスコープ|英語・露語・仏語|R15+|字幕翻訳:北村広子
提供:クロックワークス、プルーク
配給:クロックワークス
© Wildside, Chapter 2, Fremantle España, France 3 Cinema, Pathé Films. X@limonovmovie HP:klockworx-v.com/limonovmovie/
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