ジャバリ・バンクス、Z世代から絶大な支持『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』インタビュー映像

BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』7月11日公開

本国で興行収入1位、16の国と地域でサプライズヒットした『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』を『コーダ あいのうた』としてハリウッドリメイクしたスタッフらが手掛けた『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』が、7 月 11 日(金)新宿バルト9他にて全国ロードショー。このたび、ジャバリ・バンクスのインタビュー映像と新場面写真が公開されました。

アメリカ フィラデルフィア出身のジャバリ・バンクスが演じるのは、努力型の秀才でリンの相棒となるバンク。ジャバリは、「The Fresh Prince of Bel-Air」(90~96)のリブート版ドラマシリーズ「BEL-AIR」(22~)で俳優デビュー。ピアニスト、ソングライター、シンガー、 ラッパーとしても活動し多彩な才能を発揮し、全米のZ世代から絶大な支持を得ています。

 

ジャバリは、自身の演じた役柄について、「バンクはナイジェリア移民で、家族からの期待や責任感を強く感じているんです。まだ 16 歳なのに、家の大黒柱であろうとしている。学校でも家庭でも、全てにおいて“完璧”であろうと努力していて、そのプレッシャーを常に背負っています。今まで演じたことのない、多面的な役だったので、挑戦しがいがありました」と話します。

 

バンクもリンと同様に高い学費を賄う為、奨学金制度を利用。「物語の序盤では、バンクは殻に閉じこもっていますが、リンと出会うことで、彼の本来の優しさや人間味があふれ出てきます。まさに“自分らしさを見つける”成長の物語だと思います」と分析。リン役のカリーナ・リャンとのシーンはとても楽しく演じたといいます。フィラデルフィアのホテル

で撮影したシーンが特に印象に残っているといい、「部屋中に食べ物が散らばってる中で、ダンスするっていう、すごく自由で楽しい瞬間でした。バンクとして、あれだけ自分をさらけ出す瞬間はとても貴重だった。誰かと一緒にいて、安心して自然体でいられる。そんなシーンが撮れたことは、僕にとってすごく特別な思い出です」と述懐しています。

 

劇中に出てくるSAT(大学進学適性試験)を実際に受けたことがあるというジャバリ。「ほんとうに厳しく管理されているテストなんです。僕はスコアはそんなに良くなかったけど、名前を書くだけで 400 点もらえるんです!最高点が 1,600 点だから、名前を書いただけで 4 分の 1 ある(笑)たしか僕は 1,200 点ぐらいでC評価とかでしたが、リアルな経験として、今回の撮影には役立ったと思います」と茶目っ気たっぷりに教えてくれました。

 

演じる上で、「十分に役作りをするために、ナイジェリア系の友人とたくさん話をしました。できる限り正確にこの役を表現したいと思い、彼らの発音や話し方のクセを掴むために発音コーチについてもらいました。彼らの使う言葉のリズムを身につけたかったんです。また、ナイジェリア移民の第一世代として感じるプレッシャーや文化的な背景を理解することが大切でした」といい、友人たちの話が、バンクというキャラクターを形作る上で助けになったといいます。

 

役作りの上で難しかった点として、「本当のバンクの姿を少しずつ明らかにしていくことでした。彼はとても注意深い人物なので、発言などすべてについて意図を明確にしたいと思ったんです」と明かしています。

 

本作は「期待に応えるプレッシャー」がテーマのひとつ。ジャバリ自身も高校時代に同じようなプレッシャーや期待を感じたことがあるといいます。「最高の仕事に就くためには、最高の生徒にならなくちゃいけないと思っていました。でも、僕自身も成長の過程で、人生はそんなにうまくいくもんじゃないということを学びました。学生時代は自分自身にものすごくプレッシャーを掛けてしまう。映画の中では、そのリアルなストレスや重圧がしっかりと描かれていると思います」と振り返りました。

才能を生かした“危険なビジネス”の顛末

貧しい家庭で暮らすリンは、全科目で学年トップの成績を収める天才的な頭脳の持ち主で、名門高校に特待生として迎え入れられます。

 

ある日の試験中、親友を救うために奇想天外な方法で解答を教え、好成績を取らせてしまいます。そんなリンの才能に目を付けたのが親友の恋人。富豪弁護士を父に持つ彼は、学校の劣等生たちを救済する“危険なビジネス”を持ちかけてきます。

 

しかしそれは、世界を跨ぐ前代未聞のカンニング計画の始まりでした…。

 

『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』は7 月 11 日(金)新宿バルト9他にて全国ロードショー。

 

[作品情報]

『BAD GENIUS/バッド・ジーニアス』

原題:『BAD GENIUS』

監督:J・C・リー 

脚本:J・C・リー ジュリアス・オナー 

出演:カリーナ・リャン ジャバリ・バンクス AND ベネディクト・ウォン 

配給:ギャガ

©Stewart Street LLC

シネマスコープ/5.1ch デジタル/上映時間:97 分/字幕翻訳:中沢志乃  PG-12 

公式 HP:gaga.ne.jp/badgenius/

公式 X:@badgenius_jp