メトロポリタン・オペラ2024−25シーズン
メトロポリタン・オペラ(MET)最新ステージのライブビューイングは2024-25シーズンが始まっていますが、最終作ロッシーニ『セヴィリャの理髪師』が7月11日より1週間、東劇のみ7月24日まで2週間、限定公開。このたび、予告と本編歌唱映像が公開されました。
公開された予告編からは、METの定番プロダクションとして長年愛され続ける、ユーモア溢れるバートレット・シャーの舞台とロッシーニのきら星のような音楽が楽しめます。
合わせて公開された歌唱映像は、ロジーナ役のアイグル・アクメトチナ(メゾソプラノ)が軽やかに初恋の喜びを歌う『今の歌声は』や、変装したアルマヴィーヴァ伯爵とロジーナが束の間の逢瀬を楽しむ歌唱映像など計4本。
恋を叶えるために次々に手を砕くアルマヴィーヴァ伯爵とフィガロ、それに対抗するロジーナの後見人ドン・バジリオのユーモラスなやりとりに笑いが溢れます。
本作は、モーツァルト作曲『フィガロの結婚』の前日譚にあたり、アルマヴィーヴァ伯爵と理髪師フィガロが伯爵の恋を叶えるために奮闘するドタバタ喜劇です。笑い溢れるユーモラスなストーリーを、ロッシーニの煌めく音楽が彩ります。
演出はトニー賞受賞のバートレット・シャー。オーケストラピットの前に橋をかけ、歌手が行き来できるようにした演出は観客との一体感を生み出し、METで長年愛される定番プロダクションです。
オケを率いるのは、ベルカント・オペラを得意とするジャコモ・サグリパンティ。コロナ禍の公演中止により延期された待望の MET デビューです。
アルマヴィーヴァ伯爵役には、こちらも MET デビューとなる若手ロッシーニ・テノールのジャック・スワンソン。
伯爵の求愛を受けるロジーナには弱冠 20 代にしてスター・メゾの地位を確立したアイグル・アクメトチナ、題名役フィガロは鮮やかな美声と映画俳優並みの容姿を併せ持つベルカント・バリトン、アンドレイ・ジリカウスキなど、新進気鋭のスターたちが勢揃いした注目作です。
フィガロの結婚の前日譚
舞台は18 世紀のスペイン、セヴィリャ。
プラドで見初めた町娘ロジーナを追ってやってきたアルマヴィーヴァ伯爵は、彼女が後見人のバルトロの家で籠の鳥状態になっていることを知ります。
町の名物男で理髪師をやっている旧知のフィガロと再会した伯爵は、フィガロを相棒にロジーナを助け出そうと決心。フィガロのアドヴァイスに従い、伯爵は酔っぱらいの兵隊や音楽教師に変装してバルトロ家に潜り込みますが…。
ロッシーニ『セヴィリャの理髪師』は、7 月11日(金)より 東劇・新宿ピカデリーほか全国にて1週間限定公開。
[上映情報]
ロッシーニ『セヴィリャの理髪師』
上映期間:7 月11日(金)~7 月17日(木) ※東劇のみ 7/24(木)まで 2 週上映
上映館:東劇・新宿ピカデリーほか全国 21 館
【指揮】ジャコモ・サグリパンティ
【演出】バートレット・シャー
【出演】ジャック・スワンソン、アイグル・アクメトチナ、アンドレイ・ジリカウスキ、ピーター・カルマン、アレクサンダー・ヴィノグラドフ ほか
【MET 上演日】2025 年5月 31 日
■公式サイト:https://www.shochiku.co.jp/met/program/6001/
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