『ムガリッツ』9⽉公開
毎年11〜4月にメニュー開発のため休業するスペインの有名店・ムガリッツ。その⾰新的な料理の誕⽣プロセスを追ったガストロノミック・ドキュメンタリー『ムガリッツ』が9⽉に⽇本公開。このたび、本ポスター及びシーン写真10点が公開されました。
公開された本ポスターは、“まだ⾒ぬ体験”への探求を続けるムガリッツオーナーシェフ、アンドニ・L・アドゥリスの哲学を、その圧倒的な存在感とともに捉えたもの。アンドニの頭上にはメニュー開発のキーとなるアートカードが浮かぶと同時に「パンもデザートもない」という挑発的なコピーが添えられ、シェフという存在を超越した、まさにアーティストを捉えたビジュアルとなっています。
公開されたシーン写真は 10 点。その年のメニューの礎となるアートカードが張り巡らされた厨房で料理を開発するスタッフのほか、調理器具での代わりに注射器で⾷材に味を染み込ませたり、粘り気の⻑さを測定する様⼦、モダンアートのように整然と並ぶ種⼦やデスマスクのようなオブジェ、郊外に佇む⼀軒家⾵の外観―いずれも、⼀般的なレストランの厨房やレストランの容貌まるで異なった、実験室やアトリエのような空間を切り取った印象的なカットとなっています。
ムガリッツの舞台裏に潜入
スペイン・バスク地⽅、ガストロノミーの中⼼地に存在する、ミシュランガイドに「レストランを超えた存在」と評され2つ星を獲得した名⾨・ムガリッツ。その名は、21 世紀に⼊る頃から、業界で⼤きな注⽬を浴び始めました。
グラスなどを並べずアーティスティックなオブジェだけを載せたテーブル、カトラリーを排して⼿や⾆を直接使って味わう料理…。『ムガリッツ』の⾰新的な厨房に潜⼊したカメラは、研究開発チームやシェフたちが実験的な料理を作り上げるメニュー開発の様⼦に密着する。
従来のレストランコードをこともなげに崩し、ゲストの好奇⼼を誘い、五感を研ぎ澄まさせ、独⾃の世界観で今までになかった⾷空間を⽣み出したムガリッツ。ムガリッツは、毎年 11〜4 ⽉の 6 か⽉間は休業し、この期間はスタッフ総出で、メニュー開発に専念します。
その年に誕⽣した料理が翌年以降に提供されることはなく、⾰新的なメニューはつねに更新され続ける…そんな異端の名⾨ムガリッツの研究開発チームに密着、メニュー開発の舞台裏を追ったドキュメンタリーが誕⽣しました。
監督をつとめたのは、『REC』シリーズなどのホラー作品で知られるパコ・プラサ。もともとムガリッツの熱⼼なファンだった彼が、その創造の秘密を解き明かすべく厨房に潜⼊、ついにその全貌が明かされます。
『ムガリッツ』は9⽉よりシネスイッチ銀座ほか順次ロードショー。
[作品情報]
『ムガリッツ』
原題︓『MUGARITZ. NO BREAD NO DESSERT』
監督︓パコ・プラサ
脚本︓パコ・プラサ、マパ・パストール
提供︓ティー ワイ リミテッド
配給︓ギャガ/2024 年/スペイン/カラー/
96 分/字幕翻訳︓⽐嘉世津⼦
公式HP︓https://gaga.ne.jp/mugaritzmovie/
公式X︓mugaritz_jp
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